約 3,322,757 件
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/34492.html
登録日:2016/06/04 Sat 17 05 28 更新日:2024/05/20 Mon 12 23 51 所要時間:約 3 分で読めます ▽タグ一覧 ギャップ萌え ダンス ドラゴンボール ドラゴンボールZ 神と神 ビンゴ ベジータ 公式が病気 接待 映画ドラゴンボールリンク 楽しいビンゴ 歌 神と神 腹筋崩壊 音痴 黒歴史 ♪ビンゴ!ビンゴ!ビンゴ!楽しいビンゴ!(ハッ!) 楽しいビンゴは映画『ドラゴンボールZ 神と神』でベジータが披露したダンス・歌である。 事の発端は、ブルマの誕生日パーティーにて起こった。 ピラフ一味のマイがグレートサイヤマンに拳銃を発砲、グレートサイヤマンはそれらを弾き返すも、その内一発が運悪く破壊神ビルスに当たってしまう。 破壊神の規格外な肉体には「ちょっと痒い」程度の影響しか無かったが、それで機嫌を損ねたビルスは、「創造の前に破壊あり…」と、地球を丸ごとリニューアル(という名の破壊)をしようと目論む。 しかしそこへ… 「おいコラ!お前たち!もう余興はおしまいだ!さー楽しいビンゴ大会の、始まり、始まりー!」 以前から破壊神ビルスについて知っていたベジータは、ビルスの機嫌を取るために舞台に上がり、ビンゴ大会を仕切り始め、顔を引きつらせながらもダンスと歌を披露する。(そしていつもと様子が違うベジータに唖然とする一同。) その際の歌詞は以下の通り。 ♪ビンゴ!ビンゴ!ビンゴ!楽しいビンゴ!(ハッ!) ♪地球は楽しいー、と・こ・ろ・だ・よー!ご・は・ん・も・お・い・し・いー!楽しいビンゴ!楽しいビンゴ!(ヘイ!) そして歌い終わったベジータが冷や汗をかいて目を横に向けると、 ウイス「ちょっと引きましたね…」 ビルス「あぁ、あいつが歌も踊りもあんなにヘタだとは…。ウイスの歌といい勝負だ。」 ウイス「それは心外。」 ビルス ウイスに呆れられながらも努力は汲んでもらえたのか、何とか破壊活動を思いとどまらせることに成功。 しかし、ご機嫌取りのためにおどけて踊るなんて真似を衆目の面前で晒した事はプライドの高いベジータにとって精神的にかなりキツいモノがあったようで、頭を押さえて意気消沈。 その隙にビルスは魔人ブウと諍いを起こしてしまい、結局ベジータの苦労は水の泡となってしまうのだが…。 これは普段のベジータとのギャップを感じる笑えるシーンでもあれば、 誇り高い悪役だったベジータがプライドを投げ捨ててまで地球や仲間を守ろうとした、彼の成長が窺えるシーンでもある。 (実際に、この体を張った宴会芸を見た悟空が「ちょっと尊敬した」と見直している。 更にこの後ブルマがビルスに殴られたことで怒りを爆発、一時的とはいえ悟空をも超える戦闘力を発揮した。) なお作品のメタ的な事情を言えば、今作に登場するスーパーサイヤ人ゴッドは正しい心を持ったサイヤ人でなければ発現不可能という設定であり、かつて極悪人だったベジータが今は正しい心を持っている事を旧来のファンに納得させるためには、これだけの事をさせる必要があったと思われる。 ちなみに『超』では残念(?)なことにこの楽しいビンゴのくだりはカットされてしまったが、代わりにたこ焼きを作るシーンが登場。ターコーターコー…。 これのコミカライズ版では、ダンスを練習しているカットや、ダンスを披露する暇がなかったとぼやくカットが描かれていた。 ギャグ外伝『転生したらヤムチャだった件』では新生ヤムチャがベジータ(まだフリーザ軍兵士だったころ)との戦いで思い出し 「くっそ~…アレを見せてやれば戦況も一変するのに」と歯ぎしりしていた。 その後、思いもよらぬ手段でベジータの気を引き、悟空との共闘でサイヤ人を撃破するに至るのだが、その方法は各自単行本を参照の事。 「おいコラ!wiki篭りたち!!もう余興はおしまいだ!さぁ楽しい追記・修正の、始まり、始まりー!」 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 正直ベジータとやるビンゴ大会って割と楽しそうと思ってしまった… -- 名無しさん (2016-06-04 18 37 07) これ主に悟飯のせいよな 跳弾がビーデルの脚に当たるし、ビルスが地球人レベルの体だったら死んでいる所だった -- 名無しさん (2016-06-04 19 17 23) 映画を観る前と観た後でまるっきり印象が変わる場面だよねここ -- 名無しさん (2016-06-04 19 21 20) ×↑2 あれは酒に酔ってることもあった。 -- 名無しさん (2016-06-04 19 43 06) このシーンだけ見てべジータはこんなキャラじゃないと非難する奴らやブロ厨がやっぱヘタレwとか嘲笑してるのを見ると凄く悲しくなってくる。きちんと前後を見ればただのギャグシーンじゃないと言うのはわかるだろうに… -- 名無しさん (2016-06-04 21 22 39) このプライドかなぐり捨てたベジータを見たことで悟空もそれに習うんだよなぁ…隠れたファインプレーよ -- 名無しさん (2016-06-04 21 50 00) 超じゃビンゴもその後の尊敬したもカットなんだろ? -- 名無しさん (2016-06-04 22 01 22) ビルス自身がこの行動についてちゃんとコメントしてるのにね -- 名無しさん (2016-06-04 23 05 48) ↑4 このシーンを批難してるのは映画自体観てない奴かよほど表面しか物事観れないタイプと一発でわかるので良い基準になるとも言える -- 名無しさん (2016-06-04 23 31 28) べジータにとってプライドを捨てるという行為がいかに重いかという話 -- 名無しさん (2016-06-04 23 38 00) 子供たち、世のお父さん方もベジータみたいに家族の為に道化やる事もあるんやで… -- 名無しさん (2016-06-04 23 42 38) ビルスとウイスは呆れたけど、誰にも笑われなかっただけマシかもしれない・・・ -- 名無しさん (2016-06-05 10 28 39) これそんなシーンだったのか…全然キャラ崩壊じゃねえじゃん、いい加減な事いいやがって -- 名無しさん (2016-06-05 16 59 15) ブロリー動画では結構万能なネタ、でもこのシーンの本当の意味はブロリストならみんな分かってるはず -- 名無しさん (2016-06-05 17 18 22) ゼノバースだと「オレのプライドを捨て去ったダンスのおかげでビルスの機嫌が収まったからいいものの…」割と自己評価は強めだったんだろうか…。 -- 名無しさん (2016-06-05 17 40 46) ↑7 11 腹が立つ気持ちは分かりますが別にこのシーンを否定している人がそのような人だと限りませんよ。確かにそのような非難は良いことではないけど、激しい口調や決めつけをしてはその人たちのことは言えませんよ。ネットはそれぞれ違う価値観をもってる人が集まりやすいから否定する人も反論する人も優しい口調になって欲しいです。 -- 名無しさん (2016-08-05 19 05 28) 堀川さん歌上手いのになー -- 名無しさん (2016-12-11 00 52 04) 今さらながらドラゴンボールゼノバース2でアバターもエモーションで楽しいビンゴが踊れるんだよな 前作ではビンゴ見れなかったから嬉しい(ベジータは踊ってはくださらないが) 池田秀一ボイスの楽しいビンゴはなかなか強烈 -- 名無しさん (2017-01-22 12 35 14) 煽りのコメントを削除しました -- 名無しさん (2017-12-15 19 55 52) ↑まだ挑発的な口調のコメントは残ってるけど -- 名無しさん (2017-12-15 20 55 05) ↑相談所に報告→異議がなければ荒らしとして削除って手順ですので、今回削除されたのも報告のあったものだけのようですね -- 名無しさん (2017-12-15 21 28 01) 皆の反応は「いきなり宴会芸やってどうした急に?」って感じか -- 名無しさん (2018-10-13 14 47 29) Zの時点でもお好み焼きをノリノリで作っているからベジータのテキャラ崩壊にはならない -- 名無しさん (2023-01-15 19 22 12) 報告にあった荒らしコメントを削除しました。 -- 名無しさん (2023-09-11 20 26 37) DBTBでもサバイバーが踊れるようになったぞ! キレッキレの踊りをレイダーのベジータに見せつけよう! -- 名無しさん (2024-02-25 16 09 45) え!?R藤本のネタかと -- 名無しさん (2024-02-25 16 45 34) ↑んなわけって芸人みたいにツッコミたくなる -- 名無し (2024-03-01 16 02 37) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/pokecharaneta/pages/498.html
亀仙人はコータスのほうがいいと思うんだがだめかな? -- (名無しさん) 2010-08-15 14 26 15 オボンの実で仙豆はどうだろう。 食べ残しなら1/3に欠けたバージョンで。 -- (ラロッカ) 2010-08-17 13 34 52 セルはジュカインの方がいいのでは。緑繋がりで素早いし、頭部の角みたいな所も似てる。 ソーラービームと気合い玉は言うまでもなく、ギガドレインでテイルシュートを再現。 -- (ラロッカ) 2010-08-17 16 34 54 ゴウカザルが悟空ならラディッツはバシャーモのほうが いいのではないだろうか -- (名無しさん) 2010-08-24 08 47 01 ↑全部 追加しました。 -- (名無しさん) 2010-08-24 16 38 31 べジータはオコリザルのほうが…ってこれじゃそのまんまでしょうか 技は「インファイト いばる あばれる オーバーヒート(←ブチギレ)」あたりで -- (名無しさん) 2010-10-23 08 28 39 プーアルはエモンガのほうが良くないか? -- (名無しさん) 2010-10-23 12 00 29 悟飯はどうする? フリーザ編の時の髪型がキノコだったからキノガッサが良いと思うんだが。 -- (生類綾波のレイ) 2010-10-30 01 56 34 カイオーガで北の界王どう?ただの名前ネタだが・・・ 技はめいそう(界王拳)潮吹き(元気玉 威力が高いので)辺り? -- (名無しさん) 2010-11-12 22 01 18 セルは改造繋がりでゲノセクトも似合うと思う。 -- (名無しさん) 2010-11-27 23 33 31 セルの抜け殻はヌケニンで(正式なキャラではないが…)。 -- (怒シンジ) 2010-12-10 21 03 29 三つ目なので天津飯はレアコイルでも良いと思う。 -- (波平) 2010-12-22 08 18 08 バーダックにエンブオーはどうかな? 孫悟空(ゴウカザル)の父なので、陸上グループが合ってるし。 -- (名無しさん) 2010-12-26 09 16 34 既にベジータの技考察にオーバーヒートがあるが、ビッグバン・アタックとして入れても良いと思う。 -- (怒シンジ) 2011-01-18 06 57 05 映画のボスキャラから 人造人間13号…メタグロス 14号15号との合体=ダンバルやメタング達の合体と体の色が青なので バイオブロリー…ベトベトン 単純に見た目 ジャネンバ…エルレイド ふていけい=変身シーンがそれっぽいので ヒルデガーン…ヌケニン 通常時は攻撃が効かないのと変身後の姿が虫っぽいので -- (名無しさん) 2011-02-19 05 24 21 ヤムチャはストライクでも良いと思う。 ストライクのもととなったカマキリは 「昆虫界のヤムチャ」と言われてるし -- (名無しさん) 2011-03-20 08 00 06 ブウ純粋にベロベルトはいかがかな? -- (名無しさん) 2011-03-24 17 21 45 ↓体系的にベロベルトは善ブウのが似合うと思います GTネタだと 四星龍=リザードン タイプや見た目、炎の邪悪龍ということで ベジータ(超サイヤ人4)=ゴウカザル ゲームによって超サイヤ人4は体の回りの気が普通の超サイヤ人と違って 金色じゃなくて赤色だったりするし 超サイヤ人4は大猿を介しての変身なので -- (名無しさん) 2011-03-24 18 36 15 ベビーにリグレーorオーベムはどうでしょうか? 前者はイメージ、後者は生物に寄生して操る=脳みそを操る ってことで。 -- (名無しさん) 2011-03-24 19 18 37 タマタマ:栽培マン だいばくはつ必須。 カイリキーor色違いレジスチルorバンギラス:ボージャック ハッサム:ゴクア キュウコン:ザンギャ じんつうりき、ものまね→かなしばり必須。 ズルズキン:ビドー バリヤード:ブージン ラムパルド:クウラ 色違いボスゴドラ:メタルクウラ ユンゲラー:バビディ ものまねでなかまづくり必須。 ナマズン:プイプイ ナゲキ:スポポビッチ ダゲキ:ヤムー デオキシス:ハッチヒャック カラー重視。めいそう→れいとうビーム(リベンジャーカノン)必須。禁止級を使いたくないならヤドランでもOK。 でどうでしょうか? -- (名無しさん) 2011-03-31 21 31 18 ↓ミスしました。 キュウコン:ザンギャ じんつうりき、かなしばり必須。 だそうです。 -- (名無しさん) 2011-04-01 07 38 27 ネタWikiからブロリー型を持ってきて欲しいです。 -- (名無しさん) 2011-04-03 16 47 20 ↓ブロリー型を持ってきました。 -- (名無しさん) 2011-04-03 17 54 36 ブロリーは破壊のかぎりをつくす辺りサザンドラも似合いそうです。 -- (名無しさん) 2011-05-02 22 16 38 人造人間17号はキリキザンでいいと思います。ギーマに似てるから -- (名無しさん) 2011-05-14 16 36 36 ベジット=ミュウツー 原作内だと最強の存在と赤緑最強の存在なので 波動弾やシャドーボールや気合玉で気工弾バリアーでブウの吸収を防いだバリア サイコカッターで気の剣とか性格は冷静あたりで パラガス=ビリリダマORマルマイン お前と一緒に避難する準備だぁ!→一人用のポットでかぁ? タピオン=エルレイド モヒカンと剣士というつながりで -- (名無しさん) 2011-05-14 20 17 27 デンデ=ジラーチ 中の人と願いをかなえる力(ドラゴンボールと図鑑説明)から -- (名無しさん) 2011-05-24 22 46 07 ヤムチャはザングースでもいい気がする -- (名無しさん) 2011-05-31 00 00 32 ザングースでいい理由書き忘れた。 理由はまずザングースの目のとこの模様?が傷っぽいから、あとインファで狼牙風風拳ができる。しっかり足下までお留守になる(防、特防ダウン) 格闘タイプには弱いけどプーアル(エモンガ)とコンビ組めばかつる(かも)! ソラビでかめはめ波とかシャドボかなんかでそう(漢字忘れた)気弾もできるよ 最初のうちはどろぼうとか覚えさせておいたり -- (名無しさん) 2011-05-31 00 32 51 悟空orゴテンクス…ゾロアークとかどうでしょう 悪役みたいな顔なのと髪型が超サイヤ人3に似てるので -- (名無しさん) 2011-06-18 17 58 54 ブロリーは図鑑説明重視ならゴルーグもありかと (制御装置が壊れると伝説の超サイヤ人に変身→胸の封印をはがすとエネルギーが暴走) -- (名無しさん) 2011-07-02 23 38 21 未来トランクスはフタチマルも似合いそう。 -- (名無しさん) 2011-07-09 14 06 34 ブルマ、トランクス、ブリーフ博士にカイリキーは…いくらパンツ繋がりでも無理か -- (名無しさん) 2011-07-23 16 35 58 セルの技にビルドアップとか。 ←キレた時筋肉増強 もうちょっといい技あればそれでいい。 -- (名無しさん) 2011-08-19 21 28 25 超サイヤ人・孫悟空の草案にヤナッキーはどうだろうか?ゼブライカと同様、気が荒いから。(図鑑説明より) -- (名無し) 2011-09-24 07 09 20 フリーザの第二形態 は、見かけがケンタロスぽい -- (名無しさん) 2011-10-09 15 48 23 ナッパはカメックスでいいとおもう ラディッツはダーテンフかゾロアークだろjk -- (名無しさん) 2011-10-12 23 31 08 親父ィはブロリーと言うもう一人の孫悟空(バシャーモ)の父親+雰囲気的にエンブオーもありかと -- (名無しさん) 2011-10-22 16 47 11 ミスターサタンはウルガモスもありかと、使い手であるアデクとなんかにてるから -- (名無しさん) 2011-10-31 20 26 59 ミスターサタンなら技構成は「いばる・おだてる・まもる・てだすけ」だろう この攻勢ができるのはニドラン(ニドキング) 持ち物には着実に逃げられるアイテム(きれいなぬけがら等)を持たせるといいと思う -- (名無しさん) 2011-12-06 09 25 38 ザーボンさんはフシギソウ→フシギバナでよくね? -- (名無しさん) 2011-12-13 02 25 18 俺のバンギラス(NNブロリー)はピッタリな技を覚えさせてるぞ、 ブロリー定番の「あばれる」、そして「うちおとす」。ポーヒー -- (名無しさん) 2012-01-10 22 32 41 キュイはダストダスにだいばくはつを持たせて汚い花火を再現だ! -- (名無しさん) 2012-03-03 21 12 09 サイヤ人は猿ポケモンがいいような気が -- (ななし) 2012-06-30 23 08 25 コバルオン:超サイヤ人2の悟飯 コジョンド:超サイヤ人のトランクス でどうでしょうか。 -- (ユリス) 2012-07-06 16 35 52 スーパージャネンバ→キリキザンかアブソル 悪タイプで剣での攻撃のイメージつながり -- (名無しさん) 2012-08-03 22 40 22 草案 ミミロル:幼少時のチチ フローゼル:ブルー大佐 色違いブラッキーor色違いキリキザン:新17号 ラクライ:パン 悟飯の娘なので進化前 色違いカイリュー:ハイヤードラゴン ジバコイル:ギル ロボットっぽいので -- (ユリス) 2012-09-01 10 34 06 サウザーは色的にはライボルトが一番合ってると思うが ジースにザングースも追加して欲しい色合い的に。 ブロリーにはバンギラスも合うと思う -- (名無しさん) 2012-09-06 18 24 18 ベジータは色的にエンペルトもアリだと思う。 -- (名無しさん) 2012-09-08 15 37 18 超サイヤ人1のゴジータ→アルセウス 理由はお互い映画の圧倒的な強さとからなる別格感から -- (名無しさん) 2012-12-24 20 20 43 草案 地球まるごと超決戦 プラスル:レズン マイナン:ラカセイ -- (ユリス) 2012-12-26 20 02 23 地球まるごと超決戦 草案 アモンド…ドサイドン、ボスゴドラ ダイーズ…ドンカラス (見た目的に) -- (Ma ) 2013-03-13 22 15 44 ターレスは色違いゴウカザルでも。見た目が悟空に似てるので。 -- (ユリス) 2013-04-12 19 06 25 破壊神ビルスの対の創造神は界王神だそうです(超全集より) -- (名無しさん) 2013-04-13 17 20 17 超一星龍とアルセウスは共通点が沢山ある。(全属性攻撃が出来る) -- (名無し) 2013-04-22 12 26 58 悟飯を吸収した最強の魔人ブウを追加するのは禁止 -- (ちびペロ) 2013-08-24 17 02 34 ↓何で追加するんですか?! -- (ちびペロ) 2013-08-25 14 01 28 超サイヤ人4のベジータはバシャーモでも合いそうです。赤毛なので。 -- (ユリス) 2013-10-06 10 16 39 ブロリー:ブロスター 孫悟空:オーロット パラガス:パラス …というのは単なるネタです… -- (名無しさん) 2013-11-10 14 19 32 天津飯:マルマイン でんじほう〔気功砲〕フラッシュ〔太陽拳〕はかいこうせん〔新気功砲〕 かげぶんしん〔四身の拳)どどん波〔チャージビーム〕 -- (名無しさん) 2013-11-26 00 50 48 ベジータのエンペルトにフェザーダンスで 神と神の「楽しいビンゴ!!」とかやってもいいかも -- (名無しさん) 2013-12-27 16 25 28 ピッコロ大魔王にピクシー(性別♂でタマゴうみを覚えるので)はどうでしょうか? -- (名無しさん) 2013-12-31 10 46 06 ブロリーは、ギャラドスでも -- (名無しさん) 2014-02-08 19 23 32 悟空はルカリオでもおkかと -- (名無しさん) 2014-03-08 22 29 23 ↓技構成考えました はどうだん (元気玉) ラスターカノン(かめはめ波) 神速 (瞬間移動) ブレイズキック(界王拳) ブレイズキックはアニメ91話のタイトルから どうでしょうか。 -- (名無しさん) 2014-03-11 18 06 05 ナメック星人は食事をしなくても水だけで生きていけるので、特性はトリトドン(東の海)の場合はよびみず アギルダーの場合はうるおいボディにすることが重要だと思いました。 -- (名無しさん) 2014-03-15 11 06 39 ガメノデスは顔が2形態セルにそっくり -- (未来フリーザ) 2014-04-03 22 36 17 ブロリーの所にデデンネを入れてください。デデーンだけに(笑)。 エレキボール等の球技は覚えないが、「かみなり」等でデデーン、 「じゃれつく」でポッドを潰す。 「ほっぺすりすり」で岩盤押し付け攻撃を再現。 -- (ザキア) 2014-05-12 12 51 30 ビルスはイベルタルの方がいい -- (名無しさん) 2014-05-18 20 36 45 ブロリーの候補に色違いカラマネロを。逆立った髪のボリュームはまさに伝説の超サイヤ人級。 特性の天邪鬼で、悟空も呆れるほどの「ばかぢから」を発揮する度に「気が高まる、溢れるぅ」。 -- (名無しさん) 2014-06-09 21 40 47 アバターは サイヤ男HR(ビート)はメガバシャーモで -- (カメンライド) 2014-06-26 20 33 39 天津飯にゲンガーは? メガシンカ時のみだが、額の目を再現できる。 -- (名無しさん) 2014-06-26 23 56 19 他のキャラとダダ被りなのは承知だけど18号は コジョンドか色違いルカリオとかどうでしょうか? 前者はクールなイメージから、後者は鋼タイプがあるのでサイボーグっぽさを強調できるし。 せめてクリリンとタマゴグループ同じのポケモンにしてあげたほうがいいと思う。 技もはどうだん(エネルギー弾)、きあいだま(気円斬)、 インファイトorとびひざげり(普通に肉弾戦)、メロメロ(クリリンにキス)と これだけ再現できるし。 無論マーロンは18号の候補の進化前で。 -- (名無しさん) 2014-07-03 11 57 09 ブロリー映画の登場人物を、 短編映画「ピカチュウ、これ何のカギ?」のレギュラーメンバーで統一するなら、 孫悟空 ピカチュウ(主人公だし) ブロリー デデンネ(デデーン繋がり) ベジータ フォッコ(ふぉお!?繋がりで) パラガス ハリマロン トランクス ケロマツ ピッコロ ルチャブル はどうでしょうか? -- (ザキア) 2014-07-04 16 55 24 タコのような科学者にブルンゲル♂はどうでしょうか?白い髭にタコみたいポケモンなので… -- (名無しさん) 2014-07-06 23 13 23 色と見た目だけならビルスをレパルダスにしてもいいかも。 -- (ユリス) 2014-07-20 10 15 56 人造人間19号にジュゴンは…見かけのみというのも怪しいレベルですが -- (名無しさん) 2014-07-21 17 42 04 19号にサマヨールはどうでしょう。何でも吸い込むという図鑑の説明文が似てるので。 -- (ユリス) 2014-08-11 18 04 47 ビネガーはローブシンでもいいです -- (名無しさん) 2014-11-15 18 00 35 タードはバッフロンでもOKですよ -- (名無しさん) 2014-11-15 18 02 26 草案 ドラゴンボールヒーローズ ヒーローアバター ルカリオ:サイヤ人 ゴチミル:サイヤ人(おんな) -- (ユリス) 2014-11-15 23 03 38 べジータにギャラドスは、どうでしょう きれやすい性格の為の理由で -- (名無しさん) 2014-12-10 23 48 55 虫タイプで統一するなら ビビヨン(モダンなもよう):悟空 ビビヨン(ていえんのもよう):悟飯 コフーライ;悟天 ヘラクロス:ベジータ カブルモ:トランクス -- (ユリス) 2014-12-11 18 30 18 サタン達を襲ったライフル銃の男はオニドリル(特性スナイパー)も似合うと思う。 悪人っぽい顔だし、名前に「オニ(鬼畜という意味で)」が含まれているので。 -- (名無しさん) 2014-12-18 07 46 33 18号はエレザードでも合いそうです。 -- (ユリス) 2014-12-22 18 23 12 悪役を敵組織ボス・幹部の手持ちで統一するなら(既に追加済みも含める) フリーザ:ペルシアン セル:マニューラ バビディ:ドクロッグ ライフル銃の男:ドラピオン 魔人ブウ:ガマゲロゲ ターレス:バクーダ クウラ:サメハダー 人造人間13号:キリキザン ブロリー:アブソル(通常)→サザンドラ(伝説の超) ビルス:コジョンド -- (名無しさん) 2014-12-27 16 46 09 ヤムチャは、マニューラで、盗賊のイメージから -- (名無しさん) 2015-01-05 22 13 45 未来のトランクスはギルガルドでも合いそうです。フォルムチェンジでサイヤ人化を再現。 -- (ユリス) 2015-01-06 22 11 10 ブロリーはラグラージもいいかもしれませんね… メガラグラージは伝説の超サイヤ人化 ブロリーみたいにムキムキですし ラグラージ(通常ブロリー) メガラグラージ(伝説の超サイヤ人化ブロリー) …な感じで追加をお願いしますm(_ _)m -- (名無しさん) 2015-01-13 22 03 06 餃子はヒマナッツでも合いそうです。個体値が低いので。 -- (ユリス) 2015-01-15 20 03 18 ブロリーのラグラージ メガラグラージの部分に 技はアームハンマー(岩盤ラリアット) きあいだま(イレイザーキャノン) じしん(伝説のスーパーサイヤ人になる時の地響き) いわなだれorゆきなだれ(ブラスターメテオ) メガシンカした後に必ず (←相手プレイヤーの名前or相手のポケモンの名前)… まずお前から血祭りにあげてやる…と言おう! の追記お願いしますm(_ _)m -- (名無しさん) 2015-01-15 23 44 28 バイオブロリーはダストダスでも合いそうです。 -- (ユリス) 2015-01-17 15 12 02 ミュウ(第1形態)ミュウツー(第2形態)メガミュウツーY(第3形態)メガミュウツーX(最終形態)色違いメガミュウツーX(第5形態) 性格おとなしい▶︎いじっぱり▶︎れいせい▶︎なまいき 個性ちょっとおこりっぽい(絶対に許さんぞ虫螻共) 持ち物レンズ系(スカウター) 技シャドーボール(デスボース)サイコキネシス(フリーザサイコキネシス)れいとうビーム(デスビームorアイビーム)スピードスター(デスウェーブ)サイコカッター(気円斬) 破壊光線(デスキャノン)ビルドアップ(フルパワー100%)どくどく(ヘルズバスター) -- (名無しさん) 2015-01-20 20 39 50 ベジータは見た目的にエビワラーなんてどうです、戦闘服っぽい -- (名無しさん) 2015-02-07 14 52 55 バッフロンは、アフロヘアーであり、使い手であるアデクの声優が、ミスター・サタンと同じ石塚運昇なので、ミスター・サタンの候補に入れてください。 -- (名無しさん) 2015-02-08 09 31 13 ↓×10追加 悪役を敵組織ボス・幹部の手持ちで統一するなら スラッグ:フリージオ クウラ:ゾロアーク -- (ユリス) 2015-02-08 09 48 05 ジャネンバ変身後にメガミュウツーXというのはどうだろうか。 見かけ的に共通点が多いと思う。 -- (名無しさん) 2015-03-22 04 56 39 草案 その他 ムウマージorマフォクシー:占いババ -- (ユリス) 2015-03-22 08 52 03 本日の「ドラゴンボールZ 復活の「F」」が公開されたので、追加しました。 -- (ガイアール・ビシャモン) 2015-04-18 11 22 59 草案 ゲノセクト:コルド大王 -- (ユリス) 2015-04-18 13 35 19 ゴッドssは色的にゲッコウガ、ルカリオ辺りがいい気がする -- (名無しさん) 2015-05-23 13 26 22 草案 復活の「F」 フラベベ:妖精たち -- (ユリス) 2015-05-23 18 30 44 解禁され次第ですが、魔人ブウにときはなたれしフーパはどうでしょうか?(分類がまじんポケモン) -- (名無しさん) 2015-06-21 13 08 56 放送が始まり次第ですが、ドラゴンボール超の項目も作りましょうか。 -- (ユリス) 2015-06-28 09 30 17 トランクス→ニドラン♂ ベジータ→二ドリーノ ベジータ王→ニドキング …のように親子三世代で統一すると面白いかも。 -- (名無しさん) 2015-07-23 00 43 16 ベジータ=ゼクロム 悟空=レシラム -- (名無しさん) 2015-07-25 22 18 18 草案 ドラゴンボール超 ネオラント:予言魚 -- (ユリス) 2015-07-25 22 41 29 草案 ドラゴンボールGT 孫悟天 ライボルト 超サイヤ人 メガライボルト -- (ROCKMAN) 2015-08-17 21 12 17 ピカチュウとポケモンおんがくたいで統一するなら ピカチュウ:悟空 ハリマロン:スラッグ ルチャブル:ドロダボ テールナー:パンプジン ゲコガシラ:メダマッチャ -- (ユリス) 2015-08-18 08 10 40 バーダック=グラードン ターレス=カイオーガ -- (名無しさん) 2015-10-24 17 00 45 ドドリアさんはブーバーンいいんじゃないか? 色違いだと尚更似てる。 -- (名無しさん) 2016-04-17 17 25 53 草案 バチュル:ジャコ イベルタル:シャンパ ジュペッタorクチート:ヴァドス 前者はウィスの姉なので、同じタマゴグループ「不定形」で。後者は髪型から リングマ:ボタモ ジガルデ:フロスト 突撃形態を80%、最終形態をパーフェクトフォルムで再現 ディアルガ:ヒット -- (ユリス) 2016-04-17 21 59 33 サイヤ人 ヤドキングorライボルト:べジータ王 -- (名無しさん) 2016-07-23 08 14 56 草案 オーベム:モナカ -- (ユリス) 2016-08-16 21 03 37 ザマス:エルレイドorルチャブル ルチャブルは声優さん繋がり ゴワス:フーディン -- (名無しさん) 2016-08-28 20 22 53 草案 トゲピー:全王 声優繋がり -- (ユリス) 2016-08-28 20 54 25 ドミグラとジャービスってどこが似てるの? -- (名無しさん) 2016-10-16 11 15 01 サンムーン解禁後にスーパーサイヤ人ブルー悟空をキュウコン(アローラのすがた)、スーパーサイヤ人ブルーベジータをサンドパン(アローラのすがた)にするのがいいかも。 -- (ユリス) 2016-10-20 19 44 25 アルセウスorブラックキュレムorホワイトキュレム:合体ザマス 前者は神であることと背中の装飾共通、真ん中と後者は合体共通。 ちなみにドラゴン・格闘タイプですが、サンムーンでジャランゴ・ジャラランガが登場しました。 -- (名無しさん) 2016-10-30 09 34 42 未来のマイはチラチーノでも合いそうです。銃を持っていたので。 -- (ユリス) 2016-10-30 11 19 15 技でゴクウブラックにパルキアはどうでしょうか? 亜空切断(鎌で空間を切り裂く)。 -- (名無しさん) 2016-10-30 12 30 18 ブロリーはガオガエンのほうが似合いそう。 -- (名無しさん) 2016-10-30 12 46 16 すいません。合体ザマスにメガエルレイドと色違いルチャブルも追加します。 -- (名無しさん) 2016-10-30 13 42 34 サンムーン解禁後 ヤレユータン:バブルス アブリボン:グレゴリー アマージョ:トワ -- (ユリス) 2016-10-30 14 03 26 ↓×6、↓×2 アルセウス さばきのつぶて(裁きの刃)、かみなり(絶対の雷)、げきりんorきあいだま(聖なる逆鱗)、 キュレム りゅうせいぐん、クロスサンダー(ブラック)orめざパ電気(ホワイト)、げきりんorきあいだま メガエルレイド(メガシンカで合体パワーアップを再現) サイコカッター、10まんボルト、きあいだま 色違いルチャブル(黒く染まった見た目) いわなだれ、かみなりパンチorめざパ電気、きあいだま、ゴッドバード(神と名乗っているから) -- (名無しさん) 2016-11-06 10 01 30 サンムーン解禁後 ニャヒート:チチ アシレーヌ:ブルマ カミツルギ:16号 ネクロズマ:17号 フェローチェ:18号 アクジキング:魔人ブウ コードネームのGlutton(悪食)がイメージにぴったり。 ウツロイド:ベビー -- (ユリス) 2016-12-02 19 55 03 グランブル:ベジータ 図鑑説明文より -- (名無しさん) 2017-01-15 14 44 02 ベビーはウツロイドでも合いそうです。生物に寄生して操る所が似ているので。 -- (ユリス) 2017-01-15 16 12 34 悟空にリザードン、ベジータにガブリアスも良さそう。 リザードンはメガシンカでXなら超サイヤ人ブルー、 Yなら超サイヤ人ゴットって出来るし、普段の悟空とも色が一致してる。 ガブリアスはトップメタポケモン=超エリートって出来るし、メガシンカで 超サイヤ人化も出来る。 -- (名無しさん) 2017-01-24 21 17 38 悟飯幼少期は、コイキングやヒンバスとかが良さそうです。 -- (名無しさん) 2017-02-06 07 42 03 ↓×4修正 Glutton→Gluttony -- (ユリス) 2017-02-06 20 23 13 アニポケのミミッキュはブロリーに近い(特に正確が) ・ピカチュウ(カカロット)を見ると怒りを抑えられなくなり、ムサシ(パラガス)も暴走を抑えられなくなる ・ロケット団の歴代手持ちポケモンの中では最強(ピカチュウと互角またはそれ以上の実力がある) ・ピカロットオオォォォ!! ミミッキュ=ポリゴン説を関連付けた場合 ・ブロリーはポケモン事件回に登場した秋葉原博士と同じ声優 ・数十年後に因縁の再会(?)(ブロリー 約30年 ミミッキュ 約20年) ・ポリゴンの永久(?)追放(ブロリーの氷付け) ・ピカチュウの濡れ衣着せ(クズロット) -- (名無しさん) 2017-02-06 21 53 08 ↓訂正 正確→性格 -- (名無しさん) 2017-02-07 00 18 01 サンムーン イワンコ:シュウ -- (ユリス) 2017-02-07 19 27 29 ブロリーはマッシブーンも似合うと思う。 -- (名無しさん) 2017-02-09 11 53 31 Z技で必殺技再現案 ウルトラダッシュアタックorブルームシャインエクストラorちょうぜつらせんれんげき(かめはめ波) スパーキングギガボルト(ギャリック砲) ウルトラダッシュアタック(ファイナルフラッシュ) -- (ユリス) 2017-02-10 22 12 41 カイオーガ ベジータ グラードン 悟空 レックウザ ピッコロ -- (名無しさん) 2017-02-21 20 07 40 ラディッツに殺された農夫はヒマナッツでも。低個体値推奨。 -- (ユリス) 2017-02-22 20 01 17 悟飯は、ポッポやオニスズメ、キャタピーやビードル、コラッタといった弱いポケモンが似合います。 -- (名無しさん) 2017-03-28 18 46 14 草案 ルガルガン(まひるのすがた):ベルガモ ルガルガン(まよなかのすがた):ラベンダ グラエナ:バジル -- (ユリス) 2017-03-28 19 53 27 バクフーン バーダック -- (名無しさん) 2017-05-13 11 47 51 草案 サンド(アローラのすがた):ブラ -- (ユリス) 2017-05-13 17 38 27 ギニュー特戦隊 ガブリアス:バータ 素早いしカラーリングから ズルズキン:リクーム髪型から -- (名無しさん) 2017-06-10 17 16 17 草案 ドラピオン:グリール オシャマリ:リブリアン -- (ユリス) 2017-06-10 18 19 23 悟飯は、スーパーサイヤ人に覚醒しても、コイキングのままでお願いします -- (名無しさん) 2017-06-20 12 37 41 カリン様がニャビーっぽい。 -- (ユリス) 2017-06-20 22 51 18 ベジータは 超サイヤ人がエレキブル ブルーがメガリザードンXが似合いそう (初期も含めて) 性格や設定 経歴が 使い手のシンジやアランと似ているから -- (名無しさん) 2017-06-26 21 14 37 草案 カリキリ:カリフラ -- (ユリス) 2017-06-27 23 31 16 ジレン・ミュウツー トッポ・エンテイ ヒット・ディアルガ フロスト・色違いフリーザー リブリアン・サーナイト→ブーバーン ディスポ・ライチュウ バジル、ラベンダ、ベルガモ・グラエナ -- (名無しさん) 2017-11-14 23 21 56 ジースはブースターはどうだろう? 赤いマグマと呼ばれてるし、 シャドーボールでクラッシャーボールを再現できる。 あと、バータと仲良いのはリクームじゃなくてジースな。 ネイズはヌオーよりドクロッグの方が近い気がする。 -- (名無しさん) 2017-11-17 13 19 20 草案 クチート:ケール -- (ユリス) 2017-11-18 08 02 34 サイヤ人 アーケオス:ラディッツ 尾を握られたら弱き(弱くなった)だったので ラムパルドorガブリアス:ナッパ ハゲ 後者は、脅威の戦闘力で -- (名無しさん) 2017-11-18 23 34 38 草案 レパルダス:カクンサ ニャオニクスorチャーレム:ロージィ デスカーン:ヘレス スリーパー:カンパーリ 使い手のザオボーに似ているので デデンネ:キテル ロコン:リキール -- (ユリス) 2017-11-19 11 43 03 カイオーガ ベジータ グラードン 悟空 -- (名無しさん) 2017-12-24 09 33 55 キュイにズガドーンは? ベジータの台詞「きたねぇ花火だ」から。 -- (名無しさん) 2017-12-25 00 10 15 悟空 エレキッド、クリリン ヨーギラス -- (魔人ブウ) 2018-02-17 09 45 22 草案 イノムー:Dr.ロタ ミロカロス へレス オンバーン:ビカル -- (ユリス) 2018-02-17 10 05 22 ドラゴンボールファイターズの人造人間21号はお菓子繋がりで ペロリームorプクリン -- (名無しさん) 2018-02-17 19 54 25 草案 ミミロップ:キャウェイ シャワーズ:ダーコリ ズルズキン:アラク グラエナ:ショウサ キュウコン:マジョラ -- (ユリス) 2018-02-17 20 04 34 ウーロン ブルーorグランブルorデルビル -- (名無しさん) 2018-02-19 17 30 03 ケフラ グランブル -- (西大地) 2018-04-02 19 34 48 シュウはカメックス -- (名無しさん) 2018-04-06 23 28 49 シャンパは見た目的にもザングースかと。 -- (名無しさん) 2018-04-18 12 21 59 トーマ レシラムセリパ ハクリュー -- (西大地) 2018-04-20 20 43 24 人造人間21号はヒンバス→ミロカロスでも合いそうです。進化前と進化後にギャップがあるので。 -- (ユリス) 2018-04-21 22 16 13 オンバーン:ドラキュラマン -- (悟空) 2018-05-08 19 58 18 草案 ドラゴンボールオンライン ベベノム:ハルハル テッカグヤ:シュンシュン -- (ユリス) 2018-05-11 20 41 21 グラードン:ジャネンバ(巨大) -- (スーパーサイヤ人) 2018-05-12 09 11 01 アブソル:シュウ 某トレーナーの名前繋がり -- (狼男) 2018-05-16 18 39 07 サンムーン マーシャドー:餃子 -- (ユリス) 2018-06-10 19 51 38 マルマイン:クリリン 禿+フラッシュで太陽拳が出来る。 -- (ブロリー) 2018-06-23 23 26 46 ヌマクロー:東の界王神 -- (パラガス) 2018-07-01 17 58 17 マスキッパ:ピッコロ -- (ギルド) 2018-07-05 22 31 20 カプ・ブルルorカイリキー:フリーザ第二形態 筋肉質でパンツいっちょう サイヤ人 ボーマンダ:ナッパ 使い手のゲンジと声優繋がり -- (名無しさん) 2018-07-15 13 10 17 草案 レジギガス:人造人間8号 -- (ユリス) 2018-07-15 20 26 35 ブロスター:エビフリャー -- (オーダイル) 2018-07-31 09 08 23 草案 映画ゲスト 魔神城のねむり姫 エンペルト:執事 使い手のコクランとの執事繋がり -- (ユリス) 2018-08-11 22 40 29 サザンドラ:グルメス -- (オーバー) 2018-08-14 10 32 14 草案 ハリテヤマ:ドスコイ -- (ユリス) 2018-08-15 18 23 26 アクジキング:ブウ善 -- (タイガー) 2018-08-30 11 06 59 草案 ブロスター:ラーズベリ -- (ユリス) 2018-09-15 08 58 30 ブロリー=マッシブーン ビルス=マーシャドー ゼラオラ フーパ -- (名無しさん) 2018-11-16 19 58 56 草案 映画ゲスト ブロリー メレシー:ベリブル -- (ユリス) 2018-11-16 21 18 41 メタングorグライガーorハガネールorラグラージorガーディorキリンリキ 孫悟空 マサムネとの声優繋がり -- (玉井コト) 2019-02-26 01 14 34 エレブーorナッシーorスターミーorパウワウ ベジータ ジギーと使い手の 声優繋がり -- (玉井コト) 2019-02-26 01 18 06 草案 ボーマンダ ナッパ 使い手のゲンジと声優繋がり -- (名無しさん) 2019-02-27 20 11 58 魔族 ダークライ:ピッコロ大魔王(初代) 大魔王なので 色違いのカイリューor色違いのミュウツー:タンバリン 後者は声優繋がり(中の人がフリーザ役なので) -- (名無しさん) 2019-03-12 19 15 25 草案 バッフロンorミミロップ:ランファン 前者は髪型 後者は体型 ボーマンダ:ギラン チャーレム:ナム -- (名無しさん) 2019-03-14 19 51 33 草案 リザードン:孫悟空 主人公繋がり+サイヤ人ゴッド(赤髪)なので カイリュー:ベジータ 使い手のワタルに似ていると言われるので -- (名無しさん) 2019-05-30 10 35 11 ガーリックジュニア カイリキー -- (アルティメット) 2019-07-13 21 39 52 草案 映画版ゲスト ブロリー ザングース:リーク アマルルガ:タロ エレザード:キコノ 使い手のシトロンとの発明家繋がり -- (ユリス) 2019-07-13 22 40 04 草案 サイヤ人 ボーマンダ:ナッパ 使い手のゲンジと声優繋がり アーケン:ラディッツ 泣き虫ラディッツ=特性よわき 尾を握られると弱くなるので ダイノーズ:パラガス 髭から -- (ブロリー) 2019-10-09 22 07 41 健康の森学園xドラゴンボール 山田学 ベジータ 岡本健吾 ババリ星人 滝口孝文 ビネガーofターレス 上田昌生 ゾルトofスラッグ 白飯拓也 ジャネンバ 岡崎寛子 トワof六星龍(乙女) 山本泉 人造人間18号 渡邉さおり ハルハル 本田高人 ギルド.テーゾロ 和気政志 ピッコロofブルー将軍 内田卓也 ヒットofメチカブラofゴワス 糸瀬朝彦 合体アカof魔人オゾット 川島明子 ヴァドス 岡本愛子 ビーデルofパン 岡本圭一 ミラ -- (西大地) 2019-10-20 20 18 54 草案 ジレン パルキア オレン エンペルト カミン キリキザンofキバゴ声優ネタ 悪のサイヤ人カンバー バンギラス ハーツ グラエナofオコリザル使っ手のコサブロウと声優ネタ フュー バルビート声優ネタ ゴールデンクウラ 色違いのラムパルト 暗黒ゴジータ ミュウツー おーべむ -- (西大地) 2019-10-20 21 53 49 魔人サルサ アーマルド 魔人シュルム バクフーンofヨノワール -- (名無しさん) 2019-10-20 21 55 54 草案 ブロリー ギャラドス 凶暴な性格で進化前のコイキングは大人しいので -- (名無しさん) 2019-10-21 20 18 49 草案 ゴリランダー:大猿 ゴリランダーorボーマンダ:ナッパ 後者は使い手のゲンジと声優繋がり -- (名無しさん) 2019-11-16 21 37 32 悟空はバチンキーも合います。 -- (ユリス) 2019-11-17 13 03 48 グラードン:怪物 -- (だんご3兄弟) 2020-07-24 14 17 50 草案 映画版ゲスト ブロリー ランクルス:ビーツ 捕獲日・孵化日 孫悟空:10月25日 ブルマ 3月16日 ベジータ:2月1日 ピッコロ:5月9日 トランクス:11月20日 推奨オシャボ 孫悟空:リピートボール ブルマ:クイックボール ベジータ:スピードボール ピッコロ:ネストボール トランクス:マスターボール -- (ユリス) 2020-07-24 15 40 23 ゾロアーク:ピラフ -- (ヒゲオヤジ) 2020-07-28 16 56 48 モルペコ:ベジータ -- (ヒゲオヤジ) 2020-08-22 19 42 05 サイヤ人 フローゼル:ナッパ 使い手のマキシと声優繋がり -- (名無しさん) 2020-08-23 13 45 09 マルマイン:クリリン 禿+フラッシュで太陽拳を再現出来るので。 -- (ヒゲオヤジ) 2020-09-02 19 38 18 ダグトリオ:ピラフマシン(合体形態) -- (ヒゲオヤジ) 2020-09-07 17 44 49 オンバーン:ドラキュラマン -- (ヒゲオヤジ) 2020-09-15 17 38 46 カプ・ブルルorカイリキー:フリーザ第二形態 筋肉質でパンツいっちょう -- (ヒゲオヤジ) 2020-09-17 22 49 34 ニャビー:カリン -- (ヒゲオヤジ) 2020-09-19 11 50 47 草案 推奨あかし 孫悟空:どうようのあかし ブルマ:れいせいなあかし ベジータ:ふじゅんのあかし ピッコロ:りせいのあかし トランクス:ほんのうのあかし -- (ユリス) 2020-09-19 20 03 47 バリコオル:パラガス -- (ヒゲオヤジ) 2020-09-28 17 22 53 ウツボット:合体ザマス 使い手のロケット団のコジロウは声優繋がり。 -- (ヒゲオヤジ) 2020-10-02 17 35 24 レッドリボン軍 ゼクロム:ブラック補佐 -- (ヒゲオヤジ) 2020-10-11 12 32 06 カメール:ウミガメ -- (ヒゲオヤジ) 2020-10-22 15 32 46 フリーザー(ガラルのすがた):フリーザ -- (ヒゲオヤジ) 2020-11-02 22 31 58 草案 映画版ゲスト ブロリー キノココorギギギアル:キコノ 前者は名前ネタ。後者は使い手のアクロマとの科学者繋がり エレザード:レモ -- (ユリス) 2020-11-03 13 25 32 ハガネール:オレン -- (ヒゲオヤジ) 2020-11-08 19 42 06 主題歌 オープニング ゴウカザルorルンパッパ:CHA-LA HEAD-CHA-LA 後者は『へのへのカッパ』から。きあいだま(元気玉)必須。 -- (ヒゲオヤジ) 2020-11-21 18 28 00 キングドラ:ライフル銃の男 特性スナイパー必須 -- (ヒゲオヤジ) 2020-11-29 13 17 22 草案 主題歌 オープニング 格闘タイプのポケモン全般:WE GOTTA POWER フェローチェ:DAN DAN心魅かれてく エンディング ミミロップ:ロマンティックあげるよ ランターン:光の旅 トルネロス:青い風のHOPE トゲチック:僕たちは天使だった カラカラ:ひとりじゃない キングドラorブロスターorヤドラン(ガラルのすがた):錆びついたマシンガンで今を撃ち抜こう 挿入歌 グラエナorルガルガン:ウルフハリケーン ラティオス ラティアス:BP∞バトルポイント・アンリミテッド トリトドン:ピッコロさんだ~いすき♡ -- (ユリス) 2020-11-29 13 41 03 マルノーム:魔人ブウ -- (ヒゲオヤジ) 2020-12-04 19 03 29 ドーブル:ターブル 名前ネタ -- (ヒゲオヤジ) 2020-12-18 23 16 39 草案 ミツハニー:ビイ -- (ユリス) 2020-12-19 18 01 14 キャラクターソング ドラゴンタイプのポケモン全般:ドラゴン・ワールドへようこそ! -- (ヒゲオヤジ) 2021-01-19 22 42 43 キャラクターソング ゴウカザル:あいつは孫悟空 -- (ヒゲオヤジ) 2021-01-28 19 15 37 主題歌 エンディング スターミー:スターリングスター -- (ヒゲオヤジ) 2021-02-23 00 06 50 キャラクターソング ニドラン♀:女の子は罪作り -- (ヒゲオヤジ) 2021-03-03 00 26 00 映画ゲスト 神龍の伝説 アクジキング:グルメス -- (ヒゲオヤジ) 2021-03-28 13 43 50 草案 映画ゲスト 神龍の伝説 ゴチルゼル:パンジ マリルリ:パンジの父 主題歌 劇場版 エルレイド:戦(I・KU・SA) マルノーム:まるごと -- (ユリス) 2021-03-28 14 03 13 映画ゲスト 魔神城の眠り姫 エンペルトorイエッサン:執事 ヨーギラス:小怪獣 かみつく必須 -- (ヒゲオヤジ) 2021-04-08 16 52 10 映画ゲスト 超戦士撃破!!勝つのはオレだ ブルー:ヘイ 顔は怖いが性格は優しいので。 -- (ヒゲオヤジ) 2021-05-15 14 20 53 サイヤ人 カイリュー:パラガス -- (名無しさん) 2021-05-17 21 40 57 ▪️サイヤ人 バルジーナ ベジータ -- (ロケット・ガチャット) 2021-05-18 08 38 12 草案 楽曲 エンディング 飛行タイプのポケモン全般:心の羽 デオキシスorオーベム:GALAXY キレイハナorオドリドリ:よかよかダンス -- (ユリス) 2021-05-23 18 11 10 アーケオス:ラディッツ 尾を握られると急に弱くなるので+弱虫ラディッツなので特性弱気 -- (名無しさん) 2021-08-06 23 00 38 草案 劇場版ゲスト ブロリー ラプラス:ギネ -- (ユリス) 2021-08-07 18 49 38 ドンファン:孫悟空 フシギバナ:ダーブラ 声優繋がり -- (名無しさん) 2021-08-08 09 37 19 草案 主題歌 劇場版 ゾロアークorジガルデ:『Z』の誓い -- (ユリス) 2021-08-14 10 53 13 主題歌 エンディング キレイハナorルンパッパorオドリドリ:よかよかダンス -- (ヒゲオヤジ) 2021-11-26 15 11 46 草案 映画版ゲスト スーパーヒーロー ザマゼンタ:マゼンタ ムクホーク:カーマイン 髪型から バサギリ:ガンマ1号 ハッサム:ガンマ2号 ギギギアル:Drヘド -- (ユリス) 2022-04-17 21 25 50 ギニュー特戦隊 テッカニン バータ 虫っぽいルックスと当時はどちらも無敵のスピードと 言われていたが更に素早いキャラクターも出てきたという境遇も似ているから。 -- (R君) 2022-07-10 14 02 33 登場人物 パチリス:ブルマ -- (ロケット・ガチャット) 2023-04-09 12 46 44 ブロリー:ブロロローム 名前ネタ -- (リアン) 2023-06-07 13 00 38 ドクターゲロに名前が似ているガマゲロゲは? -- (名無しさん) 2023-08-06 11 37 22 登場人物 エテボース:チチ -- (ロケット・ガチャット) 2023-11-16 20 25 30 登場人物 キルリア:チチ フラエッテ:ブルマ -- (ロケット・ガチャット) 2024-01-02 22 10 37 作者の鳥山明先生が逝去されました。ご冥福をお祈りします。 -- (ユリス) 2024-03-09 14 46 05 シキジカ:孫悟空 -- (ロケット・ガチャット) 2024-05-31 23 38 11 草案 登場人物 ラルトス ブラ -- (ユリス) 2024-07-07 21 46 07
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/9014.html
前ページ次ページウルトラマンゼロの使い魔 ウルトラマンゼロの使い魔 第四話「盗まれたウルトラゼロアイ」 宇宙ハンター クール星人 宇宙怪獣エレキング カプセル怪獣ウインダム 双頭怪獣パンドン 変身怪人ピット星人 登場 虚無の曜日。それは地球文明の日曜日に当たる週の休日であり、トリステイン王国のブルドンネ街は 休みを利用して買い物に出たり、その買い物客を自分の店に招こうと声を張り上げたりしている人たちで 賑わいを見せていた。 だがその平和の光景は、たった一瞬で破られた。突如空から、見えない何者かの攻撃が街を焼き、 同時にハルケギニアにおいて初めて街中に出現した怪獣エレキングが猛威を振るい出したのだ。 あまりに突然なことの上、怪獣災害を経験したことが一度もないトリスタニアの民はどうすればいいのか分からず、 ただただ逃げ惑うばかり。 しかし危機が訪れているのは城下町だけではなかった。その中央の、トリステインの王宮でも今、 施政者たちに、彼らが全く経験したことのない事態が牙を剥いていた。 このところの王宮では、連日のように臨時会議が開かれていた。議題は、トリステイン魔法学院に初めて出現して以降、 各地に出没するようになった、本来この世界には存在しない超巨大生物「怪獣」への対策。ウルトラマンゼロが 出現するそれらを片っ端から退治しているのだが、現れてすぐという訳にはいっていないので、既に国の財政に 打撃を与えるほどの被害を出している。他国でもトリステインと同様に緊急対策会議が開かれているというが、 トリステインの場合は、ただでさえ国力が低下傾向にある国。古いばかりで中身のない伝統にこだわり過ぎる頑なな 保守派が政治の中核を成しているので、どれだけ議論し合っても結局は何も決まらずに時が過ぎるばかり。 虚無の曜日の今日でさえ、徒労に終わりそうな会議が進行していたのだが、その途中でいきなり、 どこから発信されたのか不明な虚像が議場に乱入してきたのだ。しかもその虚像の姿が、トリステインの誰も 見たことがない未知の姿であったために、会議に集まった王侯貴族と軍の将校たちの間に軽い衝撃が走った。 『ハルケギニア人の諸君に告ぐ。即座に武装解除して、我々クール星人と宇宙人連合に全面降伏せよ』 「な、何だ、この生き物は……!?」 ハルケギニア世界には人間と敵対するエルフを始めとして、様々な亜人種が存在する。 だが今彼らの前の生物は、そのどれとも違っていた。それどころか、しゃべっているところを 見ていなかったら知的生物であることも信じられないような、虫に似た姿なのだ。 この宇宙人は、地球を狙う様々な侵略者と戦ったウルトラセブンが最初に関わった事件の首謀者である 残酷無比な宇宙人、クール星人である。 「クールセイ人とやら。あなたの言うウチュウジン連合というものが、今の街の惨状を引き起こしているのですか?」 貴族たちが驚きのあまりに言葉を失っている中で、トリステインの代表として努めて毅然な態度を取って クール星人に臨む者が出た。トリステイン国王崩御後、太后マリアンヌに代わって王国の象徴となった アンリエッタ王女である。 そのアンリエッタの問いかけに、クール星人は淡々と肯定を返す。 『如何にもその通りである。攻撃しているのはこの土地だけではない。今この瞬間に、 ロマリア、ガリア、ゲルマニアの諸国――我々からすれば、どれも「国」と呼ぶのもおこがましいような ちんけな集落だがな――の首都も別働隊が攻撃しているのだ』 「!? 何と恐ろしいことを……。どうやら目的はハルケギニア中の国家の征服のようですが、 これほどの事態を引き起こすあなた方は一体何者なのですか? ロバ・アル・カリイレから来たのですか?」 『教えたところで、お前たちの下等な文明では理解することすら出来まい』 クール星人への驚きのあまりに呆然としていた貴族たちだったが、相手の傲然とした言動にだんだんと腹を立てていた。 貴族の方も高慢な性格の人間が多い。そのため、相手が未知の存在だろうと、見下されるのは許容しがたいのだった。 「貴様! 黙って聞いていれば、偉大なる始祖ブリミルがもたらされた魔法を扱う、高貴なる血統の 我々に対して何たる口の利き方! どこから幻影を届けているかは知らぬが、あまり図に乗っておると、 我らの魔法で滅してくれようぞ!」 とうとう貴族の一人がこらえ切れずに噛みついたのだが、クール星人は恐れるどころかあからさまに馬鹿にしてきた。 『お前たちハルケギニア人なんて、我々から見れば昆虫のようなもんだ!』 「なぁッ!?」 これほどの侮辱を受けたことは、この場にいる誰もがなかった。そのため一斉に怒りを覚えて、 一部の者は腰を浮かしかける。 だがそれを制するように、クール星人が言葉を続けた。 『これを見るがよい!』 虚像が見せる映像がクール星人の姿から、全く見慣れない空間でなす術なく漂わされている人々の様子に切り替わった。 『た、助けてくれー!』 『誰かぁー!』 「この人たちはまさか……トリステインの民!?」 『如何にもその通り! 我らクール星人が夜な夜な拉致して、人質としたのだ!』 アンリエッタの叫びを肯定するクール星人。人質は老若男女、様々な人間で構成されており、 マントを羽織った貴族までがまぎれていた。これには議場の全貴族がひるむ。 『まずは一番の小国の首長から回答を求めよう。どうだね? 彼らの運命は、君たちの返事で決まる。 さぁ、すぐに答えるんだ。全面降伏に応じるか?』 クール星人は大勢の人質の命を盾にして、アンリエッタに返答を強要する。 皆が固唾を呑んで見守る中、アンリエッタは答えた。 「お断りします! 仮にも一国を預かる身として、このトリステインを売り渡すことは出来ません!」 それを聞いたクール星人の虚像が薄れていく。 『愚か者め! お前が選んだのは滅亡の道だ! すぐに思い知る……!』 との言葉を残して、完全に消え去った。 「た、大変なことになった……!」 「このような事態は、全く前例がありませんぞ……!」 クール星人の虚像が消え去ると、議場の貴族たちは突きつけられた事態に大いにざわつき出した。 その中で、将校が血気に盛って主張する。 「あんな化け物を横行させてなるものか! すぐに軍を動かして一匹残らず駆逐するべきですぞ、姫殿下!」 そこに貴族の一人が待ったを掛ける。 「しかし奴らには、我らと同じトリステイン貴族が囚われていますぞ。それを見殺しにするというのは、いささか……」 彼が気に掛けているのは人質の命ではなく、貴族の命だけであった。その思考にアンリエッタは嫌悪感を覚えるが、 表には出さなかった。 「殿下、如何なさいましょうか? 重い決断をお委ねしますが……」 彼女の側に控える、実質的なトリステインの宰相であるマザリーニ枢機卿が問いかけると、 アンリエッタは辛そうに悩んだ末に、答えを出す。 「……非常に心苦しいことですが、何よりも護らなければならないのは、このトリステインという国。 人質を救出する手立てがない以上、しなければならないことは、侵略者の撃退です」 その言葉を聞いたトリステイン軍大将のド・ポワチエは席から腰を浮かした。 「では、すぐに魔法衛士隊を出動させましょう! トリスタニアはこうしている間にも化け物どもの攻撃を受けております! 何、衛士隊の全兵力を以てすれば、たとえ敵が何者であろうと関係なし……」 「待たれよ!」 今にも飛び出していきそうな勢いのポワチエを、マザリーニが呼び止めた。ポワチエは小さく舌打ちして向き直る。 「何ですかな、枢機卿!? 事態は一刻を争うのですぞ!?」 「それは重々承知済みだとも。しかしながら、巨大生物はともかく、空から攻撃を加えているものは 姿が視認できないとの報告が入っておる。見えざる敵と、どうやって戦うおつもりか?」 「そ、それは……」 マザリーニの質問に、ポワチエは言葉に詰まった。何も考えがなかったようだ。 しかし問いかけたマザリーニの頭の方に、対策が用意されていた。 「軍には、どれだけの量の塗料がおありかな? 少ないようでならば、王宮か、街からかき集めるとよろしいだろう」 「は? 塗料?」 急に出てきた言葉に、議場の一同は呆気にとられた。そのためマザリーニはどういうことか説明をする。 「敵の正体は不明だが、実体がないということはないであろう。見えぬのならば、こちらから色を塗ってやればいいこと。 目印があれば、互角に戦えるであろう」 マザリーニの作戦に貴族たちは大いに感心する。 「なるほど! この短時間で的確な対応策を考えつかれるとは、さすが枢機卿!」 「ではすぐに手配させましょう! 大至急!」 直ちに見えない敵への用意が整えられ、大量の塗料が入った樽を乗せたグリフォン、ヒポグリフ、 飛竜などの空飛ぶ幻獣を扱う魔法騎士たちが飛び立っていく。 「よし、作戦開始!」 上空まで上がると、樽から塗料を放って、それを風のメイジが旋風を起こすことでトリスタニアの空一面へ広げていく。 果たして作戦は成功し、赤い塗料が付着して侵略宇宙人たちの二本の突起が突き出た形の円盤が浮かび上がってきた。 「姿が見えたぞ! 攻撃開始だ!」 それを合図として、騎士たちは一斉に円盤や地上のエレキングへ攻撃を仕掛けていく。 炎、氷、風、鉄の刃が敵に降り注がれる。 だが上手く行っていたのはそこまでであった。怪獣であるエレキングはもちろんのこと、 果てしない宇宙を旅して大気圏突入の摩擦熱に耐える機体の円盤には、ほとんど損傷を与えられなかった。 精神力を振り絞っても、良くて煙を上げさせる程度に留まる。 「そ、そんな馬鹿な!? 一体何で出来ているのだ、こいつらは!?」 それとは対照的に、円盤は光線一発で騎士を撃ち落としていく。 「ぐわああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!!」 「キイイイイイイイイ!」 エレキングも口から放電光線を放って、騎士たちを感電させて撃墜する。 「ぎゃああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!!」 「こんなことが……我々の力では、この化け物どもに敵わないというのか……!? 神よ……!」 なす術なく落とされていく仲間たちの姿を見せつけられる騎士の一人が、無力感を覚えて神に祈った。 「きゃああああぁぁぁぁぁぁぁぁ! 助けてぇぇぇぇぇぇぇ!」 「私の家があああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」 「うえーん!! ママー!!」 円盤からの攻撃とエレキングの蹂躙で、家屋は次々と潰されていき、街が破壊されていく。 地獄絵図とはこのことだった。 その中で、怪しい女にウルトラゼロアイを奪われた才人たちは大いに慌てふためいていた。 「ま、まずいッ! あれがないとウルトラマンゼロになれないんだ! よりによって、今スリに遭うなんて!」 「どーするのよぉ! ゼロがいなくちゃ、あの怪獣たちを倒せないじゃない!」 パニック状態の才人とルイズを置いて、ゼロとデルフリンガーは交互に発する。 『今の女、ただ者じゃねぇな。俺が全く気配に気づかなかった。それに最初からウルトラゼロアイを狙ってた。 動きに迷いがなかったからな』 「ただ者じゃねーってのは同感だ。今の奴、丸で感じたことのない気配だったぜ。本当に人間なのか?」 「何悠長に語り合ってるのよぉ! このままじゃトリステインは全滅なのよ!?」 ルイズが怒鳴ると、ゼロがなだめるように声を出す。 『落ち着け! 当然取り返しに行くぜ。才人、俺が指示するからお前はその通り走ってけ!』 「お、おう!」 「その間、敵はどうするのよ!?」 と聞いたら、ゼロは何故か不敵に笑った。 『何、実はこういう変身できないような不慮の事態に陥った時のためにと、親父が貸してくれたものがあるんだ。 才人! この箱からカプセルを出すんだ!』 ウルティメイトブレスレットから銀色の小箱が出てきて、才人が蓋を開くと、中に三つのカプセルが収まっていた。 その内の黄色いカプセルを取り出す。 『それをエレキングの方向へ向かって、大きく投げ飛ばせ!』 「分かった! とりゃあぁぁー!」 指示通りにカプセルを全力で投げ飛ばす! するとカプセルの飛んでいった先の、瓦礫の山と化した区画に渦巻く光の線が浮かび上がると、 その中央に額の赤いランプが目立つ、銀色のロボットのような怪獣が出現した! 「グワアアアアアアア!」 「きゃあッ!? ま、また怪獣が現れたわよ!?」 ルイズは半狂乱になるが、才人はその怪獣に見覚えがあった。最後の怪獣頻出期の防衛チーム、 GUYSジャパンが「マケット怪獣」としてあの怪獣を使役していたという。 「あれはまさか……ウインダム?」 『その通りだ! 親父から借りた俺たちの味方、カプセル怪獣だ!』 ゼロが意気揚々とウインダムの紹介をした。 「何!? 新たな怪物が……もうトリステインはおしまいなのか!?」 生き残っている魔法衛士隊の騎士がウインダムの出現を目の当たりにして、思わず叫んだ。 その彼に、光線を発射しようと構えている円盤が接近してくる。 「はッ!? しまった!!」 ウインダムに気を取られたことで、回避する暇がない。やられる――そう思った時、 「グワアアアアアアア!」 ウインダムは額のランプからレーザーを発射して、騎士を狙っていた円盤を一撃で粉砕した。 「なッ!? あの奇怪な飛行物体を攻撃した……。敵じゃないのか?」 騎士の疑問を肯定するかのように、エレキングがウインダムの方へ向かっていって攻撃を加える。 「キイイイイイイイイ!」 「グワアアアアアアア!」 二大怪獣が正面から激突し、取っ組み合って殴り合う。その肉弾戦は、皮膚がまさしく鋼鉄であるウインダムに分があった。 「キイイイイイイイイ!」 殴り合いに負けたエレキングがつんのめる。するとウインダムはエレキングの尻尾を捕らえて、 怪力を発揮して振り回し始める! 「グワアアアアアアア!」 「キイイイイイイイイ!」 ジャイアントスイングされるエレキング。ブンブン振り回された末に、一軒の商店の上へ落とされそうになる……。 「わあああぁぁぁぁぁぁ! わしの店ぇぇぇぇぇ!」 商店のオーナーが悲鳴を上げるが、押し潰される寸前にエレキングはピタッと止められ、 反対側の瓦礫の山に叩きつけられた。 「キイイイイイイイイ!」 「グワアアアアアアア!」 ウインダムはうつ伏せ状態のエレキングに馬乗りになり、ガシガシと腕を振り下ろして後頭部を殴り出した。 ウインダムがエレキングと格闘している間に、ゼロは才人に指示してカプセルの入った箱をルイズに手渡させる。 『ウインダムのことはルイズ、お前が見ててくれ。俺と才人はゼロアイを取り返しに行ってくる!』 「ええぇぇ!? 見ててって、どうすればいいの!?」 『危なくなったら、カプセルに戻してくれ。「戻れ!」って念ずるだけで手の中に戻ってくる。 じゃ、行くぞ才人!』 「ああ! 頼んだぜルイズ!」 「あっ、ちょっとぉ!」 説明もおざなりに、才人はルイズをその場に置いて駆け出して行ってしまった。 「ゼロ、盗人がどっちに行ったか本当に分かるのか!?」 『ああ、気配はちゃんと感じる――』 ゼロの超感覚を頼りに入り組んだ路地を走っていく才人だったが、その行く先の空に、 八角形の円盤が街中から飛び上がるのを目撃した。 「え、円盤だ!!」 「うぉッ! 何だあの空飛ぶ皿みたいなもん! あんなもん見るの初めて――いや、遠い昔に見たような気がしなくも……」 デルフリンガーが何か言っていたが、気にしている暇はなかった。ゼロがこんなことを言い放ったからだ。 『ヤバいぜ! ゼロアイを奪った奴は、あの円盤の中だ!』 「何だって!?」 その台詞に才人がまたも慌てる。相手が地上にいるならまだ追いかけようがあるが、飛ばれてはどうしようもない。 ウルトラマンゼロになれば飛行できるが、そのために必要なウルトラゼロアイは敵の手中だ。 「くっそぉ! 何か方法はないのか……!?」 打つ手が思い浮かばず、思わず周辺に視線を走らせる。と、空を見上げた時に、円盤とも魔法衛士隊とも違う飛行物を発見した。 「形が違う飛行物体が出てきたわよ! あれ、私たちでどうにか出来ないかしら?」 「無理。せいぜい、街の人の避難を助けることくらいが限度」 それはハルケギニアに来てから日の浅い才人の数少ない知人、シルフィードに跨ったタバサとキュルケだった。 「キュルケたち!? 何でこんなところに……」 ここで二人が街に来ていたことを初めて知って面食らう才人だが、すぐにある考えが彼の中に浮かび上がる。 「あッ、そうだ! おーい! キュルケー! タバサー! 頼みがあるんだー!」 「あら? あそこにいるのは……ダーリン? 何をやってるのかしら?」 才人の呼びかけにキュルケたちが気づき、彼の下へと降下していった。 「キイイイイイイイイ!」 「グワアアアアアアア!」 エレキングは自分の上からはね飛ばしたウインダムへ放電光線を放つ。ウインダムはそれを、 身体を傾けて回避し、姿勢を戻すと同時にレーザーを発射。エレキングの右の角をへし折った。 「キイイイイ!」 途端に一歩前に踏み出していたエレキングの動きが停止する。そこにウインダムはもう一発レーザーを撃ち、 反対側の角も吹き飛ばした。更に喉元から地面に垂直にレーザーを振り下ろし、胴体も焼く。 このとどめの攻撃が効いて、エレキングは木端微塵に吹っ飛んだ。 「た、倒した!」 「おおー!!」 生き残りの魔法衛士隊や逃亡中の民たちが興奮して大声を上げる。 「グワアアアアアアア!」 エレキングを倒したウインダムに、街を攻撃していた円盤群が押し寄せてきて、弱点の額のランプを狙って光線を撃ってきた。 「グワアアアアアアア!」 だがウインダムは咄嗟に頭を抱えたことで弱点を守り、頭を上げたと同時にレーザーを放って円盤群を粉砕していく。 「おおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」 街中から上がる歓声。ウインダムの活躍により、街を攻撃していた勢力はほとんど撃退された。 「何だ。危なくなったらって言ってたけど、あいつ強いじゃない」 ウインダムのことを託されたルイズはこの結果を見て、拍子抜けすると同時に安堵した。 しかし、侵略者の攻勢はこれで終わりではなかった。 「あッ!? あれは何だ!?」 急に空の一部が歪むと、それまで透明になって隠れていたコンテナ型の大型宇宙船が家屋を押し潰して着陸。 コンテナが開くと、中から全身赤い怪獣が這い出てきた。奇怪なことに、首の両端にクチバシが存在している。 かつて史上最大規模の侵略で地球を未曾有の危機に陥れたゴース星人の操っていた怪獣、 双頭怪獣パンドンだ! 「ガガァッ! ガガァッ!」 パンドンは立ち上がるとすぐに、一方のクチバシから火炎を吐いてウインダムを攻撃した。 不意打ちを食らったウインダムは火達磨になる。 「グワアアアアアアア!」 ランプにまで火が回ってショートを起こし、バッタリと倒れてしまった。 「あわわわッ! も、戻れッ!」 これはまずいと判断したルイズにより、ウインダムは黄色いカプセルの中へ戻された。 カプセルは自動でルイズの手の平の中へ飛び込んでくる。 「ガガァッ! ガガァッ!」 ウインダムを倒したパンドンは、そのまま火炎を吐き続けて街を焼き尽くしていく。 一瞬でもこのまま救われると思っていたトリステインの民は、この光景を目の当たりにして 深い絶望感に駆られた。 またパンドンが街を焼く様子を、八角形の円盤の中から別の意味で恨めしげに観察している者たちがいた。 『エレキング……よもやあんな怪獣にやられるとは、情けない!』 『このままでは、侵略した領土割譲の際にゴース星人につけ入られるではないか』 憎々しげに唱えているのは、エレキングの主であった二人組の宇宙人、ピット星人である。 ウルトラゼロアイを奪っていったのはこのピット星人であった。 彼女たちはクール星人やパンドンを連れてきたゴース星人、シャドー星人の他、様々な宇宙人と組んで宇宙人連合を結成していた。 ハルケギニアを護るウルトラマンゼロを下し、この星を侵略するためだ。 『けれど姉者、心配はありません。最大の障害であるウルトラマンゼロを変身できなくしたのは、 我々の手柄。それを材料にすれば、この程度のことでゴース星人に大きな顔をされるのは防げましょう』 『そうだな。こんな古臭い文明を潰す程度のことは誰でも出来るが、ウルトラマンゼロを抑えることは 我々にしか出来ないことだからな』 ピット星人たちはハルケギニアの民を完全に舐め切り、またウルトラマンゼロにも既に勝ったつもりでいた。 とそこに、円盤の警報が鳴り渡って、自分たちの円盤に急接近してくる者の姿がモニターに表示された。 『むッ!? 飛竜だと……。そして、後ろの奴はウルトラマンゼロの変身者ではないか!』 それはシルフィードに乗った二人組。前でシルフィードに指示しているのは主のタバサ。 その背後についているのはキュルケではなく、デルフリンガーを背負った才人だった。 二人の姿を見たピット星人の姉がせせら笑う。 『どうやらウルトラゼロアイを取り返しに来たようだが、何とも愚かな。この円盤に比べれば、 奴らなど蚊トンボと同じ。撃ち落としてくれるわ!』 すぐに円盤から光線が発射され、シルフィードを狙う。 しかし、光線は当たらない。シルフィードは光線発射に敏感に反応し、機敏な動作でかわし続ける。 『何ぃ!? 小癪なッ!』 いら立ったピット星人が光線発射の間隔を狭めるが、それでも結果は変わらなかった。 遂にシルフィードは円盤の高度を超え、無防備な上方へ回り込んだ。 キュルケとタバサを呼び寄せた才人は、どうにか無理を言ってキュルケと交代してもらい、 シルフィードでピット星人の円盤へ運んでもらっていた。円盤からの攻撃をかいくぐっていく中で、 才人が深く感心する。 「すげぇなタバサ! 全然攻撃を食らわないじゃん!」 「撃ち落とすのは無理でも、回避なら専念すれば問題ない」 タバサが淡々と答えた時、シルフィードは円盤を超えて上部に回り込んだ。 「ここまで来たら十分だ! ありがとな!」 才人は礼を言うと、デルフリンガーの柄を握った。その途端にルーンが光り、身体が軽くなる。 ギーシュの時と同じ現象だ。どうやら武器を掴むと身体能力が向上される力がルーンにあるようだが、 深く考えている暇はない。 「とおぉーうッ!」 強化された身体能力を活かして、円盤の上に飛び移る。その直後にシルフィードがまた下に潜り込んでいき、 円盤の注意を引きつけてくれる。 「さて、飛び移ったのはいいが、どうやって中に侵入するか……」 『そこにハッチがある。どうにかこじ開けられないか?』 ゼロの示したところに、確かに正方形の切れ目があった。だが取っ手のようなものは存在しない。 もちろん指をねじ込む隙間だってない。 「そんなこと言われてもなぁ……」 「相棒! 俺を使え!」 悩んでいると、デルフリンガーがそう言ってきた。そして目を配った才人は、デルフリンガーの刀身がいつの間にか、 サビの浮いた今にも折れそうなものではなく、今まさに研がれたかのように光り輝くものに変貌していたことに仰天した。 「うわぁッ!? お前、一体どうしたんだ!? さっきまでと全然違うじゃん!」 「これがほんとの俺の姿さ! まぁついさっきまですっかり忘れてたんだがな。まだ何か すげえことが出来た気がするんだが、とにかく切れ味は保証するぜ!」 「何だかよく分かんないけど、分かった! うおおおおぉぉぉぉぉッ!」 デルフリンガーを抜いた才人は、それでハッチを斬りつける。するとハッチは綺麗に切り落とされ、 円盤に穴が開いた。 才人が穴に飛び込んで内部に侵入すると、ピット星人姉妹はこれ以上ないほど驚愕した。 『な、何ぃ!? お前、どうやって入ってきた!?』 『人間の力でこの円盤に穴を開けただと!? 馬鹿な!』 「ウルトラゼロアイを返してもらうぜ!」 才人はすぐにピット星人に飛び掛かって、ウルトラゼロアイを取り返そうとする。だがピット星人の姉がそれより早く動いた。 『そうはさせん! これを見るがいい!』 コンソールのスイッチを押すと、壁の一部が開いて、ガラスの窓が出てきた。そこから、 大勢の人間が無重力空間の中に囚われている隣の部屋の様子が見える。クール星人がさらった人々は、 この円盤内に閉じ込められていたのだ。 『どうだ! 下手に動けば、この人間どもの命が――がふぅッ!?』 言い終わる前に、超人的なスピードで接近した才人の袈裟斬りで斬り伏せられた。 『姉者ぁぁぁぁ!? おのれ、よくも姉者をッ!』 怒り狂ったピット星人の妹が光線銃を乱射するが、信じられないほどの速さで動き回る才人は全てかわし切る。 『何だとぉ!? き、貴様、人間なのか!?』 「人間舐めんなぁぁぁぁぁぁぁ!!」 才人は妹も斬り伏せると、その手から放り出されたウルトラゼロアイをキャッチ。すぐに顔に装着する。 「デュワッ!」 ようやく、才人の肉体がウルトラマンゼロへと変化する! 「ガガァッ! ガガァッ!」 トリスタニアの街並みは、パンドンによって火の海に変えられていく。それを食い止める者は誰もいない。 人々の心には、この先に待っているのは滅亡しかないのかと、諦めに近い絶望感が広がっていた。 「ど、どうしよう。残り二つも投げていいのかしら……?」 ウインダムを回収したルイズは、他のカプセルも使うべきか悩んでいた。 その時、空に浮いていた八角形の円盤が突如爆発。直後に、大地にウルトラマンゼロが降り立つ! 「ウルトラマンゼロ! もう、サイトの奴、遅いわよ!」 口では不満を語ったルイズだが、その表情は晴れ晴れとしていた。 ウルトラマンゼロの両手の中には、円盤から救出された人々がおり、彼らはゆっくりと地上に降ろされた。 『遠見の鏡』でトリスタニアの惨状を見つめるしかなかった王宮の貴族たちは、ウルトラマンゼロの登場に大いに動揺していた。 「あの巨人! あの青と銀の姿は、調査団の報告にあった特徴と一致している!」 「確か、「ウルトラマンゼロ」という名前だとか……」 貴族たちがそれぞれ唱える中、アンリエッタはウルトラマンゼロの姿をじっと見つめると、 胸の前の手をぎゅっと握り締めた。 「ウルトラマンゼロ……どうか、お願いします。トリステインをお救い下さい……」 「セアァッ!」 助け出した人質を降ろしたゼロは、すぐに手の平を合わせた両腕をまっすぐ伸ばすと、 両手の間から白い煙を噴出し出した。かつてウルトラ戦士たちが、怪獣や宇宙人が起こした 大火災を消し止めるために使ったウルトラ水流、消火フォッグ、ウルトラシャワーなどと同等の技で、 このような場合のために体得していたのだ。 ゼロから放たれた消火剤はトリスタニアの街中に広がっていき、火災を瞬く間に消し止めた。 「おぉ! 火が!」 炎に追われていた人々も、これにより救われる。 「ガガァッ! ガガァッ!」 一方鎮火されたパンドンはゼロに敵意を向けて、火炎放射で攻撃し出した。 「シャッ!」 しかしゼロはパンドンの高熱火炎を手の平で難なく受け止めると、ゼロスラッガーを飛ばして反撃する。 「ゼリャアッ!」 ふた振りの宇宙ブーメランはパンドンが反応する時間すら与えず、右脚、左腕、そして首を落とした。 パンドンは崩れ落ちて瞬時に絶命した。 「おおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」 恐るべき火を吐く大怪獣をあっさりと瞬殺したことに、人々は大興奮。 だがその時、次々と策略を破られた宇宙人たちは最後の攻撃に打って出てきた。雲の中から超大型の赤い円盤が現れると、 下部にエネルギーを集中し始めたのだ。それまでとは桁違いの規模の光線を放とうとしていることを、人々は理解した。 「ま、まだ終わらないのか!?」 「もう嫌あああぁぁぁぁぁッ!!」 あらゆる場所で上がる悲鳴、絶叫。だがそれと対照的に、ゼロは全く動じていない。 『しつこい連中だぜ! こいつで、フィニッシュだぁぁぁぁぁぁぁッ!!』 ゼロスラッガーをカラータイマーの両端に装着して、相手が街を丸ごと吹き飛ばす規模の光線を撃ってきたと同時に、 カラータイマーとゼロスラッガーからすさまじい光がほとばしった。と同時に、彼の足元の地面が光線の反動でへこむ。 ゼロツインシュート。それは通常状態のゼロが使う光線技の中で、ワイドゼロショットを超越して最も威力がある技。 あまりの威力の高さに自らが踏みとどまるのにも労力を要するほどで、ゼロのとっておきの切り札の一つなのだ。 ゼロツインシュートは円盤からの光線を押し返していき、円盤そのものに直撃すると、 瞬時に跡形もなく大爆破させた。 超大型円盤の後には、もう敵の勢力が現れる気配はなくなっていた。そこでゼロは、 別の国を襲撃しているという宇宙人たちへとテレパシーを発信する。 『よく聞け侵略者ども! 俺はウルトラマンゼロ! 宇宙のワルは許さねぇッ! これ以上この星に手を出すんだったら、 俺が飛んでってテメェら全員ぶっ飛ばしてやる!』 脅しを掛けて、二本の指を突き立てる。 『お前らがこの星を侵略しようなんて、二万年早いぜッ!!』 その文句が効いたのか、ゼロの感覚は全ての円盤がハルケギニアから宇宙へ撤退していくのを感じ取っていた。 『これでとりあえずは大丈夫だな……』 確信したゼロは、首なしのパンドンの死骸を抱え上げて、空へ飛び上がる。 「ジュワッ!」 ウルトラマンゼロも去ったことで、トリスタニアは焼け焦げながらも平穏を取り戻した。 宇宙人の侵略をくじくと、ゼロは才人の姿に戻ってブルドンネ街の路地裏に帰ってきた。 「いや全く、おでれーた! 相棒の中の奴があんなとんでもねー巨人だったなんてな! 驚きの連続だ! 何だか懐かしい感じもするけどな!」 背負っているデルフリンガーが騒いでいるのを置いて、才人はゼロに侵略者たちについて質問をする。 「なぁゼロ。宇宙人たちは、本当にあのまま引き上げていったのかな?」 それに対するゼロの答えは、否定だった。 『いや。侵略者ってのは本当にしつこいもんだからな。脅したくらいじゃ諦めたりしないだろう。 いずれまた、俺たちに挑戦してくるはずだ』 「そっか……」 今回は運にも助けられてどうにかなったが、次に侵略者が狡猾な魔の手を伸ばしてきた時にも上手く行くとは限らない。 才人はいつやってくるか分からない敵に対する心構えを固めた。 なんてことを考えていると、彼の行く先からルイズとキュルケの声が聞こえてきた。それがどうも、 ルイズが噛みついているようだ。 「ちょっとキュルケ! その持ってる剣はどういうことよ! あんた剣なんていらないでしょ!? 一体何をするつもりなのよぉ!?」 「ふふん。ルイズ、あなたに私のすることを咎める権利があって? 別に私が剣くらい持っててもいいでしょう」 キュルケを一方的に敵視するルイズが、彼女の購入した大剣を見咎めて問い詰めているみたいだ。 才人は面倒なことになりそうな予感を覚えて、ハァとため息を吐いた。 「あッ、ダーリンだわ! ダーリ~ン! どこ行ってたの~? 心配したのよ~!」 「こらぁ! 話はまだ終わってないわよ! 誰がダーリンよ誰が!」 こちらに気づいたキュルケとルイズが走ってくるので、才人は逃げる訳にもいかず、彼女たちの方へ歩いていった。 前ページ次ページウルトラマンゼロの使い魔
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/9168.html
前ページ次ページウルトラマンゼロの使い魔 ウルトラマンゼロの使い魔 第五十三話「コスモスペースから来た男女」 巡礼怪獣ニルワニエ 共生宇宙生命体ギラッガス 登場 地球人、平賀才人がハルケギニア人ルイズに召喚されたのと時を同じくして来訪して以来今日まで、 人々に牙を剥く怪獣、宇宙人を驚異の超パワーで粉砕してきた我らがヒーロー、ウルトラマンゼロ。 しかし、ハルケギニアを守るスーパーヒーローはゼロだけではない。彼の率いるチーム 『ウルティメイトフォースゼロ』の仲間たち――ミラーナイト、ジャンボット、グレンファイヤーに、 一時はウルトラマンガイアが時空を超えて駆けつけたこともあった。 今回はいつもと趣向を変えて、そんなゼロ以外のヒーローが直面した事件と、その中での活躍の一部を紹介しよう。 「もうッ! お姉さまったら、大人しすぎるのね! そんな風だから、あの小憎たらしい従姉姫に、 あんな好き放題されちゃうのよ!」 ここはトリステイン……ではなく、ガリア王国のアルデラ地方。ゲルマニアとの国境沿いを埋め尽くす “黒い森”と呼ばれる鬱蒼とした大森林に覆われた土地の上空を、シルフィードがタバサを乗せて飛んでいた。 今の台詞は、シルフィードが発したものだ。 「そりゃ、お姉さまの境遇はこのシルフィも理解はしているのね。でもね! ちょっとは文句とか つけてよね! わたしはあのバカ従姉姫にいじめられるお姉さまを窓から眺めて、鬱っているのね! ちょっとはやりかえすのね! きゅいきゅい!」 ここでタバサの現状を少しばかり説明しよう。以前にも語ったが、タバサの正体はガリア王族のシャルロット姫。 しかし伯父ジョゼフの戴冠と前後して父シャルルが暗殺。それが不幸の始まりとなり、シャルロットはそれまでの 日常を全て奪われてしまった。今は紆余曲折あってガリアの裏組織『北花壇警護騎士団』の第七号『タバサ』となり、 いずれ心を狂わされた母を取り返す、そのためだけに仇敵ジョゼフの配下となっているのである。 ジョゼフは己の娘イザベラを通してタバサに、まるで挑戦をしているかのように様々な難事件の解決を命じ、 タバサはその都度ガリアの領土を飛び回っている。今回もその一環。それだけならまだいいが、シルフィードが 怒っているのは、そのイザベラのタバサへの仕打ちだ。 イザベラは魔法の才能に恵まれたタバサと反対に、魔法の腕が低い。メイジの世界で魔法の実力は絶対であり、 イザベラは昔からタバサへの強い嫉妬心を抱いていた。そして王女となって優位を得た途端に、嫉妬心を剥き出しにして 呼び出す度にタバサを虐待するのである。今日は侍女にゴミを投げつけさせるという、あまりに屈辱的な仕打ちを働いた。 ……が、『タバサ』となって以来感情を失ってしまったかのようなタバサはそれにすら何の感情も示さず、ひと言の 文句もなかった。シルフィードがイザベラの所業より、そのタバサの振る舞いに頭を痛めるくらいであった。 ちなみに使い魔シルフィードの正体は、人々の間では既に伝説となった古代の幻獣、人間並みか あるいはそれ以上の知能を有する風韻竜イルククゥである。しかしそれを明かすと色々とまずいことになるので、 タバサはこの子供の韻竜に風の精霊の仮の名を与え、人前でしゃべらないよう厳重に言い聞かせている。 他人に聞かれてしまった時には、ガーゴイルということにしてごまかすことにしている。 話を戻そう。シルフィードがいくら文句をつけようとも、やはりタバサは表情一つ変えない。 遂にはシルフィードが根負けした。 「……まぁいいのね。それより、次はどんな厄介事を言い渡されたの?」 シルフィードが質問して、ようやくタバサは口を開いた。 「翼人の退治」 「翼人って、シルフィと同じ“精霊の力”を扱うあの翼人? それはまた大変な役目を押しつけられたのね」 任務の詳しい内容は、以下の通り。 アルデラ地方にあるエギンハイム村は、主に切り倒したライカ欅という木で生計を立てるきこりの村だ。 しかし近頃、森に原住する亜人、翼人との仲が急速に悪化し、既に衝突も何度か起こっているという。 戦況は一進一退で、タバサはもちろん村人側の応援として派遣されるのである。 そこまで聞いて、シルフィードは一つ疑問を挙げた。 「一進一退って……魔法の力を持たない人間じゃ、翼人に太刀打ち出来ないと思うんだけど」 「わたしもそう思う」 翼人はメイジの魔法とは異なる先住魔法――彼らの言うところだと『精霊の力』を扱う。 自然そのものを操作する術で、周りの環境に左右されるものの、基本的にメイジの魔法よりも 様々な部分で優れている魔法だ。よほど対策を練らない限り、魔法自体使えない平民では 勝てるものではない。 なおかつ、翼人が一人や二人ならまだしも、集団だという。エギンハイム村側には、どうあがいても 勝ち目はないだろう。 「それなのに、その村は一体どんな手を使ってるのかしら?」 「行けばわかる」 「それもそうなのね。それじゃ、スピードを上げるのねー!」 いささか奇妙なところのある今回の任務。だがタバサに断ることは出来ないのだ。ならば少しでも 早く終わらせてあげようと、シルフィードは飛行速度を上昇した。 さて、エギンハイム村の離れ、ライカ欅の森の入り口へと到着したタバサとシルフィードが目にしたものは、 まさしく『戦場』であった。だが自分たちの知る『戦場』とはあまりに異なるので、タバサらは思わず目を見張った。 「撃て撃てー! あの鳥どもを一匹残らず撃ち落とせー!」 「皆殺しにしろー!」 きこりであろう男たちの武器は、斧や弓矢……ではない。銃口からレーザー光線が飛び出る拳銃であった。 しかもハルケギニアで一般に流通している火縄銃のような武骨な外観ではなく、どんな技術で製造したのか わからないほどに綺麗に磨かれていた。ハルケギニアに次の言葉はないが、『近未来的』という言葉がよく似合う。 そして名前の通り鳥の如き翼を生やした亜人、翼人側の攻撃も、風や樹木を操る先住魔法ではなく、 レーザーを発する鋼鉄の棒で行っていた。両陣営はそれらの武器で撃ち合いをしているのだ。 魔法が存在するファンタジー世界のハルケギニアだが、この一画だけSFの世界のようであった。 「な、何なに!? これは何事なの!?」 木々の間に隠れて様子を窺っているシルフィードは、当然混乱していた。目の前に広がっているのは、 予想の斜め上を行き過ぎる光景だ。 「彼らの武器……」 タバサも声もなく驚いていたが、比較的冷静に状況を分析していた。 まず注目したのはもちろん、両者の武器。あれらと同じものはハルケギニアのどこにも存在しない。 ……いや、今は似たものがハルケギニアとは『別の場所』から持ち込まれて存在するようになった。 それはすなわち、才人が使っている変な銃だ。ならば両者の銃は……。 そしてもう一つ。両陣営に、それぞれの味方を鼓舞……と言うより焚きつけている者が一人ずついた。 「そこだ! 左下を飛んでいる奴の動きが悪い! そこから切り崩すんだ! 鳥類に人間の力を思い知らせるんだ!」 「負けてはダメよ! 返り討ちにしてあげなさい! 地面を這いずり回る虫に負けるなど、あってはならないことよ!」 村人側は、首に青いスカーフを巻いた男。翼人側は、黒い短髪の女の翼人だ。 タバサは争い合っている二つの陣営の、その二つの共通点を気に掛けた。 「うッ!? くそッ!」 ほどなくして、争いに変化が起こった。村人側の指揮者らしき男の銃がカチッカチッと 音を出すだけで光線を撃たなくなった。弾切れのようだ。 「おい、誰か新しい銃を……うわッ!」 男は新しい銃を求めるが、振り返った折りに運悪く木の根につまづいてしまい、バッタリと転倒した。 大きな隙を晒した敵を、翼人の一人が撃ち抜こうと狙う。 「うわぁぁぁッ!」 「あの人、危ないのね!」 思わず声を荒げるシルフィード。タバサが反射的に身を乗り出したが……それより早く 戦場に飛び込んだ何者かが男を引っ張り、光線から逃れさせた。 「大丈夫ですか?」 「あ、ああ……」 男を救った麗しい顔立ちの青年に目を留めるタバサとシルフィード。二人は青年に見覚えがあった。 ウェザリーの劇団に参加した美青年ミラー……その正体はミラーナイトだ! それがどうしてこんな場所に? 「ふッ!」 ミラーは懐から取り出した楔形の手裏剣を複数飛ばし、今にも光線を撃とうとしていた者の手より 武器を弾き飛ばした。人間、翼人関係なく。 「な、何するんだ!」 助けられた男が思わず声を荒げる。両陣営は驚いてミラーに注目し、戦いの手を止めた。 「私は旅の者です。近くを通りすがった際、この騒ぎを聞きつけて駆けつけました。一体あなた方に どんな事情があるかは知りませんが、こんなに激しい争いごとは感心できません。今のところは、 私に免じて戦いをやめてもらえないでしょうか」 ミラーはそう説明して両陣営に停戦を勧告した。普通なら突然割り込んだ者の意見など 聞き入られないだろうが、ミラーは静かながらかなりの迫力を全身から放っていて、 人間も翼人も思わず気圧されていた。 「何だ、あんたは! いきなり乱入して勝手なことを……!」 ただ一人だけ、村人側で戦いを駆り立てていた男が異を唱えようとした。が、ミラーの姿を よく見つめると、その口が急につぐむ。 「なッ……!?」 「おや……どうかされましたか?」 ミラーが視線を返すと、男は気まずそうに顔をそらした。何故か、翼人側の女も同じ反応を示していた。 「その人の言う通りよ! これ以上争わないで!」 「みんな、お願いだ! 武器を下ろして!」 ミラーの意見に賛同する者がそれぞれの陣営に現れた。翼人側は亜麻色の髪の美しい少女、 村人側は線の細い少年だ。 「アイーシャさま!」 「ヨシア!」 翼人たちと村人たちは、それぞれをそう呼んで困惑した。そこでようやく、タバサが場に割って入る。 「わたしはガリア花壇騎士、タバサ。ここは、わたしが取り仕切る」 「お城の騎士さま!?」 「騎士さままでいらしたのか!」 混乱を起こしていた村人側は、タバサの鶴の一声で武器を収めた。それにより翼人も撤退し、 争いは一旦中止された。 その日の夜、タバサは村長の家の一番の客間で、ミラーと向かい合って対話をした。まずはミラーから話し出す。 「まさか、こんな場所でタバサさんと会うとは思いませんでした。偶然ですね」 「わたしは、『シュヴァリエ』としてこの村の問題を収めに来た。あなたはどうして?」 「実はこの付近で怪光を見たという目撃談が相次いでいることを、グレンが巷の噂で聞きつけてくれましてね。 侵略者がまた何かの陰謀を張り巡らしているのでは、と私が調査に来たのですよ」 説明したミラーは、ふぅとため息を吐く。 「しかし、この村は大分厄介なことになっているようですね……。同じ土地に住む人間同士で抗争なんて」 村人から聞いた話によれば、翼人がきこりの仕事を邪魔するようになって木材が取れなくなってしまったという。 そうなれば、生計を木材の出荷に依存するこの村はおしまいだ。その理由なら、村人が翼人に攻撃するのも分からなくはないが……。 「翼人は亜人。人間と呼ぶのは、変」 タバサが突っ込むと、ミラーは肩をすくめた。 「そうでしょうか? 私からしたら、両者にそれほど違いがあるとは思えないのですけれどね。 何せウチのチームは、二次元人やロボット、燃える人間が同居してますし」 などと冗談を言っていると、タバサはドアの向こうに人の気配を感じ、そちらへ尋ねかけた。 「だれ?」 「ぼ、ぼくです……。ヨシアです」 昼間に戦いに割って入った少年だ。すると、ミラーが席を立って自分からヨシアを招いた。 「ちょうどよかった。君にいくつか話を聞かせてもらおうと思っていたんです。さぁ、どうぞ入って。 タバサさん、いいですよね?」 「構わない」 「え、えっと……あなたは?」 快く迎えられたヨシアは逆に及び腰になり、タバサと対等に話すミラーが何者か尋ねた。 「私はそちらの騎士さまの友人です。それより、君に質問があるんです。答えてもらえますか?」 「は、はい……! ど、どうぞ、何なりと」 部屋の中に通したヨシアに、ミラーが質問を始める。 「まず、この村の皆さんは翼人の方々との争いが、向こうが仕事の妨害をするからだと説明してましたが、 それは正確なのでしょうか? 比較的冷静な君の意見を知りたいのです」 すると、ヨシアは熱を込めて語り出した。 「それは大嘘です! 今までは翼人と上手く折り合いをつけてたんですけど、みんなが彼らの住まいのところの 木を奪おうとし出したから、あんな争いが始まったんです……」 うつむき加減になって、下唇を噛み締める。 「本当、みんな馬鹿だよ……。せっかく春先の問題が解決したのに、また争いを自分たちから起こして……」 「春先の問題? それはどういったものでしょうか」 興味を示したミラーに、ヨシアが順序立てて答える。 「翼人は季節ごとに巣を作る木を替えるんです。特に春は家族が増える季節だから、幹の太い ライカ欅を選ぶんですけど、村のみんなは翼人の選んだ欅が高く売れそうだって、取り合いに なりかけたんです。他にも木はたくさんあるのに、みんな欲張りで恥ずかしいです……」 「なるほど。ではその時は、どのように解決したんでしょうか?」 「それが摩訶不思議なことなんですけど……一触即発になりかけた時に、突然樹木みたいな 怪物が現れまして。こんな見た目です」 ヨシアが取り出した木のレリーフには、太い前脚はあるが後ろ足はない、大柄な怪獣の姿が彫られていた。 この場の誰も知らないことだが、この怪獣の名はニルワニエという。詳しいことは何も明らかになっていない、 4メイルほどの中型怪獣である。 「翼人も正体を知らないこの怪物を、初め俺たちは不気味がって追っ払おうとしたんですけど、 怪物はどれだけ攻撃を受けても全然反応しないで、ライカ欅のところにたどり着いて一体化したんです」 ヨシアの脳裏に当時の光景、ニルワニエが村を横断してライカ欅の元にひたすら向かう姿が描かれた。 「そしたら不思議なことに、欅が何本も急成長して林みたいになったんです! 俺たちが十分な量を 伐採しても余るほどになったんですよ。信じられないかもしれないけど、本当にあったことです」 「それで、翼人も巣を作る場所を確保できたんですね」 「はい。お互いこの怪物を、ブリミルさまのしもべの救い主とか“大いなる意思”の遣いとか 呼んで崇めるほどになりました。なのに……あの行商人が来てからおかしなことに……」 話は核心に近づいたようだ。ミラーが先を促す。 「あの行商人というのは、スカーフを巻いていた人ですね。彼は雰囲気がこの村の人とは 大きく違いましたが、何者なのでしょうか?」 「詳しくは分かりません。行商人とか言うあいつは、突然フラリと村にやってきたと思ったら、 ライカ欅をもっと伐採すれば、村は一層繁栄すると演説を始めました。みんなが、 翼人と無用な争いを起こしたって勝てないし仕方ないと言うと、あいつははるか東方の 武器だという妙な銃を配って、それさえあれば翼人にも勝てると主張しました……」 語るヨシアの表情がどんどん暗くなっていく。 「実際、あいつの持ってきた銃はとんでもない威力でした。それでみんなもすっかり乗せられて…… こんな風になってしまったんです……」 「ありがとう、あの武器の出所がよく分かりました。しかし、翼人もまた妙な武器を使っていましたね。 そちらの事情はご存知でしょうか?」 「それについては、わたしがお答えします」 急に窓の向こうから、人の声がした。振り向くと、窓の外に一人の翼人の少女が浮遊している。 「アイーシャ!」 窓を開くヨシア。彼女はヨシア同様、戦いを止めた翼人の少女アイーシャであった。 随分と仲睦まじい二人。聞けば、二人は恋仲だという。そのことを祝福するミラー。 「それは素晴らしい! 異なる種族で愛情の絆を結ぶのは、とても良いことです。が……今の状況は、 あなた方には心苦しいでしょうね」 「おっしゃる通りです……」 アイーシャは翼人側の経緯を、ミラーとタバサに伝える。 「人間たちが変な銃を手に攻撃してくるようになったのと前後して、翼人の同胞がわたしたちの元に 舞い込んできました」 「激励を飛ばしていた女性ですね」 「ええ……。彼女は、人間が恐ろしい武器を持って私たちを滅ぼそうとしている、私は対抗できる 武器を持ってきた、これで欲深な人間を返り討ちにしましょうと主張して……。わたしは反対してるのですけど、 みんな子育ての大事な時期に今更巣は変えれないからと、彼女の言うままに……」 ヨシアと同じく悲嘆に暮れるアイーシャ。そして二人は、ミラーとタバサに必死に頼んできた。 「お願いです! 無理を言うのは承知しますが、どうにかわたしたちの争いを止めて下さい! 争いは日々激しくなって、既に怪我人が続出してます。このままじゃ、大変なことになってしまうと思うんです!」 「俺からもどうかお願いします! お礼できることなんて何もないけど……この通りです! どうかッ!」 「……少し、相談させて」 タバサは断りを入れて、ミラーと囁き合う。 「どう思う?」 「やはり、よそからやってきた行商人という男性と翼人の女性が怪しいですね。森に囲まれた小さな村で、 ハルケギニアにない武器を気前よく配り、戦いを煽る男性。それと同時にどこからともなく現れ、 徹底抗戦を叫ぶ女性。……両者には確実に裏があるでしょうね」 と話し合っていると、ドアの外から人の足音と呼び声が聞こえた。 「ヨシア、どこだー!? すいません騎士さま、ウチの馬鹿がお邪魔してないでしょうか?」 「いけない、サム兄さんだ! アイーシャ、早く逃げて! 兄さんに見つかったらまずい!」 「え、ええ」 慌ててアイーシャを窓から逃がすヨシア。窓を閉めた直後に、戦いで村人の中心を果たしていた男、 サムがドアをノックし、ミラーに迎えられた。 「どうも、夜分遅くに失礼します。……あッ、ヨシア、こんなところにいやがったか! 騎士さま方に 失礼を働いてねぇだろうな!?」 「そ、そんなことないよ。俺は春の出来事をお話ししてただけで……」 「いいから、とっとと消えな! 俺はこれから騎士さまと話があるんだ。お前は邪魔だ!」 ごまかしたヨシアを追っ払ったサムは、タバサたちにこう告げた。 「騎士さま……実は、さっき行商人が夜の森の中に忍び込んでいきました。すいませんが、 奴の後を追跡して正体を確かめてきてもらえないでしょうか?」 その頼みに、タバサもミラーもやや驚かされた。 「あなたは、村の中心でしょう? どうしてそんなことを……」 「奴に怪しいところが多いこと、奴が来てから村がおかしくなってるってのは俺にも分かります。 けど、俺は村長の息子だから、村人たちの味方にならなくちゃならねぇんです。それで、 弟の恋路も応援できねぇで……」 サムは一見荒くれ者のようだが、実際は聡明で心優しい人間であるようだった。 「あんなすげぇ武器を持ってきた、やばい奴だ。こんなこと、他の人間には頼めない。どうか、お願いします」 深々と頭を下げたサム。ミラーはタバサと目を合わせ、コクリとうなずいた。 「分かりました。私たちが、この争いの真実を暴き出しましょう」 そうしてミラーとタバサは、行商人が入っていったという入り口から森の中へ忍び込んでいった。 シルフィードは目立つから留守番だ。 「こっちから、人の気配がしますね……」 ミラーが超感覚を発動して気配を探り、タバサを先導する。二人が草木をかき分け進んだ先に、 二人の男女がいた。問題の行商人と、翼人の女だ。彼らは空を見上げて、視線の先の大きな 発光体に向かって口を開く。 「……もうやめにしないか? 争いは十分に大きくなった! これ以上続けても、変わるものはないだろう」 「実験はこの辺りで終わりにして、次の実験に移りましょうよ」 発光体は強烈な光を放っていて、その正体は見通せないが、男女へ言葉を返す。 『馬鹿を言うな! 徹底的にやらねば、十分なデータは取れん! 実験はどちらか片方か、 もしくは両方が全滅するまで続行するのだ!』 「な、何もそこまでする必要は……」 『黙れ黙れぇ! もしや貴様ら、あんな蛆虫と羽虫どもに情が湧いたのではあるまいな!? だからそうかばうのか!』 「そ、そんなことはないわ」 慌てて目をそらす女。 「やはり彼らはつながっていたようですね。しかも、後ろで別の何者かが糸を引いている」 ミラーがタバサに囁いた。 『ともかく、実験の中断は認めん! 言っておくが貴様ら、妙な気は起こさないようにすることだ! 帰る場所をなくした貴様らが我々を裏切ればどうなるか、分からんとは言わせんからな!』 一方的に告げた発光体の光が徐々に消えていき、空に何もなくなった。男女は大きく肩を落とし、 踵を返してそれぞれ村と森の奥へ帰っていこうとする。 その時にミラーとタバサは、彼らの前に躍り出た。二人の姿を認めた男女はギョッと目を剥く。 「お、お前たちは!」 「まさか、今のを見てたの!?」 「ええ」 きっぱりと肯定するミラー。そうしたら、男女は殺気を剥き出しにした。 「知られたからには仕方ない……死んでもらうッ!」 男と女の姿が一瞬光り輝き、全く別の姿に変貌を遂げた。 男の方は胸に大きな傷跡を持つ、青みのかかったマネキンのような無機質な容姿の怪人。 女の方は、鋼鉄の羽と尾だけが構成パーツという実に奇妙な怪物となった。 『はぁぁぁッ!』 怪人は腕から、羽の怪物は飛び回りながら模様より光線を放ち、それぞれミラーとタバサを狙った。 だが予測していた二人は身を翻して攻撃をかわす。 『ふッ!』 ミラーは等身大のミラーナイトの姿に変わり、ミラーナイフで怪人に反撃した。怪人は足に ナイフがかすめてガックリ膝を突く。 『ぐぅッ!』 羽の怪物は木々の間を素早く飛び回ってタバサを撹乱するが、ミラーナイトには通じずに 同じようにミラーナイフを食らった。よろめいてスピードが落ちたところにタバサの冷気を受け、 羽の先端と光線の発射口が凍りついて不時着する。 『くそぅッ、強い……!』 毒づいた怪人をミラーナイトが取り押さえ、尋問を行う。 『案の定、この星の人間ではありませんでしたね。しゃべってもらいましょう。あなた方は何者ですか?』 観念した怪人は、かすれた声で自分たちの正体を吐露した。 『俺たちはギラッガス……。宇宙をさすらう種族の、追放処分を受けた身だ……』 前ページ次ページウルトラマンゼロの使い魔
https://w.atwiki.jp/gamemembarzu/pages/192.html
第26話「探せ!ドラゴンボール!」 悟空「ここがドラゴンボールがある所だ」 マリオ「へ~・・・」 リンク「何処にあるんだ?」 悟空「あの洞窟の奥でよく発見されているらしいぜ」 アイク「それじゃ行くとするか」 カービィ「この石なんだかほかの石より違うよ?」 メタナイト「うむ・・・」 デデデ「わしが触ってやるぞい」 ミュウツー「!。やめろ!」 ルカリオ「なんだ?」 ミュウツー「その石は・・・罠だ!」 ドカーーーン・・・ デデデ「ビ・・・ビックリした~・・・」 カービィ「危機一髪だったね・・・」 そして奥で・・・ 悟空「あった!あれだ」 ピカチュウ「?。なんか音が聞こえるよ・・・」 レッド「あぁ!俺も聞こえる!上だ!」 ドーーン・・・ ???「よく私が分かったな」 マリオ「誰だ貴様!」 鎧の騎士「私は鎧の騎士。悪いがドラゴンボールは私の物だ」 ロイ「ふざけんなよ!お前なんかに渡すかよ!」 ルイージ「そうだそうだ!」 鎧の騎士「お前たちを殺したくはない。さっさと立ち去れ!」 リンク「断る!お前を倒してまでもドラゴンボールは取る!」 鎧の騎士「そうか・・・。仕方ないな・・・。ならば私もお前たちを斬る!」 フォックス「来るぞ!」 スマッシュブラザーズと鎧の騎士の対決 果たして勝つのはどっちだ? 次回 鎧の騎士とのバトル 固い鎧にダメージが与えられないスマッシュブラザーズ 果たして鎧の騎士に弱点はあるのか? 次回「VS鎧の騎士。ドラゴンボール奪還戦!」
https://w.atwiki.jp/gamemusicbest100/pages/2096.html
ドラゴンボールZII 激神フリーザ!! 機種:FC 作曲者:1CH(いちだ たけし) 開発元:トーセ 発売元:バンダイ 発売年:1991 概要 『強襲サイヤ人』に続く『ドラゴンボールZ』のRPG第2弾。ナメック星編を題材にしている。 前作より曲数は減ったが、一曲一曲のクオリティは高い。 収録曲(曲名は仮称) 曲名 補足 順位 タイトル タイトルBGM オープニング オープニングイベントBGM 宇宙エリア 宇宙エリアBGM 運命の選択 カード選択BGM 通常戦闘 通常戦闘・ボス戦BGM ファミコン101位 ナメック星エリア ナメック星エリアBGM 修行エリア 修行エリアBGM 修行 修行BGM ポルンガ登場 ポルンガ登場イベントBGM スタッフロール スタッフロールBGM 天下一武道会モード選択 天下一武道会:モード選択BGM 天下一武道会戦闘 天下一武道会:戦闘BGM
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/9169.html
前ページ次ページウルトラマンゼロの使い魔 ウルトラマンゼロの使い魔 第五十四話「共生の空」 共生宇宙生命体ギラッガス 宇宙鳥人アイロス星人 登場 行商人と翼人の女から、宇宙生命体の正体を晒した「ギラッガス」というコンビ。人間の姿に 化け直した二人を捕らえたミラーとタバサは、尋問を続けて様々な情報を聞き出した。 「俺たちの種族は定住の地を求め、大宇宙を放浪している。地球人には「ギリバネス」という名前で呼ばれている」 「私たちは二人で一人を構成する、共生生命体よ。吸血生物の私が彼から血をもらう代わりに、 飛行能力を授ける「翼」の役割をこなすの」 ギラッガスの二人が語った自分たちの生態に、タバサは若干関心を持った。違う種の生物同士が 足りないところを補い合って生きていく『共生』は知っているが、知的生命体でそれを行うという話は 聞いたこともない。世界にはそんな生き物も存在するのか。 パートナーという点では、メイジと使い魔の関係に似てなくもないが、彼らの間にはどっちが 上とかは存在せず、対等の立場であるとのことだった。 「俺たちは初め、ヤプール人の誘いに乗って群れでこの星へやってきた。目的はもちろん、 ハルケギニアの土地をいただくことだ」 ギラッガスの男は続けて語る。 「やはり、宇宙人連合の仲間だったのですね」 「ああ。だが……最初の攻勢の時に、ウルトラマンゼロがトリステイン攻撃担当を瞬く間に 撃破したところを目の当たりにした群れのトップは、早々に侵略を諦めて元の宇宙への退却を決定した」 「私たちは、この星が文明の進んでない原始的な星と聞いたから侵略に乗り出したの。以前地球に 侵攻した時は、手痛い目を見たから……。あの時と同じようにウルトラ戦士がいるというのも、 上が震え上がった理由の一つよ」 「俺はそれが頭に来た! 一度ならず二度までも怖気づきやがって! そんな弱腰じゃあ、 いつまで経っても安住の地など見つかりっこない! 一人でもこの星を奪い、腰抜けの群れを 見返してやる! そう考えて俺は群れに反抗し、追放者「ギラッガス」となってまで この星に留まった。胸の傷は、その時に証として刻まれたものだ」 男の胸には、変身してもなお傷跡がくっきりと残っている。 「だが……考えが甘かった。俺たちよりずっと強い連中がウルトラマンゼロに次々と敗れただけじゃなく、 奴には強力な味方までいる。お前たちのことだ、ミラーナイト……」 「どうも」 「状況は日が経つごとに悪くなるばかり。単騎での侵略は絶望的になった。しかし、群れには今更戻れない。 途方に暮れていたところに、連合の仲間の一人が独自作戦の協力を誘ってきた。それが今やっていることだ」 「その作戦というものは、どういうもの?」 今度はタバサが尋ねた。 「人間に姿を変えて二つの集団に近づき、武器を与えて互いに争い合うよう仕向け、共倒れさせる作戦だ。 人間同士での戦いには、ウルトラ戦士は介入できないからな。ここエギンハイム村は、そのための実験場にされているのだ」 やっぱり、そういうことだったのか。納得したミラーは、次にこう問いかけた。 「しかし、あなたたちは先ほど消極的な態度を見せてましたね。村の人たち、翼人たちに、 何か思うところがあるのでしょうか?」 ギラッガスの男女はしばし気まずそうに黙ってから、観念したように吐露する。 「……最初は、この星の人間、亜人は、いつまでも争いを続ける野蛮な者たちと思って、 利用することに罪悪感はなかった。だが……正体を隠してエギンハイム村に入り込んでから、 それが間違いだと気づかされた。彼らは、浅慮で欲深いところもあるが、純朴で優しい部分の 大きい人たちだった。群れの仲間たちを思い出したよ……」 「翼人も、少しばかり保守的だけど本質は争いを好まない心穏やかな人たちばかりだったわ。 中には、違う種族同士で歩み寄り、愛を育んでいる者もいる。結果的に彼らを引き裂こうと していることに、私たちは後悔しているわ……」 「何度か実験の中止を訴えたが、奴は聞く耳を持たない。奴は己の利益にしか興味がなく、 人間の命がどうなろうと構わないのだろうな。……いや、それは俺たちも同じだった……」 うなだれてつぶやく男。 「……こうなった以上、今更じたばたしない。殺すなら殺せ。いや、俺たちを皆の前に引き出して 正体を明かすといい。それで争いは止まるはずだ」 とミラーに告げるが、当のミラーは少し考えてから、次のように返した。 「いえ、今のところは、このまま解放することにしましょう」 「な、何!?」 ミラーの言葉に、タバサも、当のギラッガスたちも驚愕した。 「馬鹿を言うな! 俺たちはお前の敵、侵略者だぞ! ふざけてるのか!?」 訳が分からず、男が声を荒げると、ミラーは対照的に冷静に言った。 「今はもう、違うのでしょう?」 「なッ……!?」 「今のあなた方には、侵略の意思はない。悔い改めています。そんな人を、どうして罰することが 出来ましょうか。ですから、ここは見逃してあげます」 タバサは目を丸くしてミラーに聞き返す。 「本当に?」 「ええ。彼らの言葉に嘘はない。保証しますよ」 穏やかに微笑んだミラーだが、途端に表情を引き締めてギラッガスに向き直る。 「ただし、この村の争いを放置することも出来ません。私は明日にでも、真実を明かすつもりです。 そうなったら、あなた方は当然、この村にはいられなくなりますね」 「……」 「もし一度は踏み外した道を改めたいと思うのなら……自分たちがどうするべきか、明日までに 考えておいて下さい。では、もう行っていいですよ」 ギラッガスの男女を立たせるミラー。二人はしばし呆然と彼の顔を見つめていたが、 やがてフラフラとその場を離れていった。 ギラッガスがいなくなってから、タバサがミラーに尋ねかける。 「……彼らに何をさせるつもり?」 それに、ミラーはこう答える。 「私が何をしてもらいたいのか、ではなく、彼らがどうしたいのか、です。私は、彼らがより良き 答えを出してくれるのを願っているだけですよ」 「……あなた、優しい」 「ふふッ。強く、そして優しい者こそが真の騎士だと、私は考えているんですよ」 もう夜はすっかり更けている。ミラーとタバサも、明日に備えて村に戻ることにした。 「どちらにせよ、明日が正念場となるでしょう。英気を養っておかねば……」 翌日……。エギンハイム村の人々は、陽が山の向こうから顔を出してすぐの早朝に、村のはずれの 広場にギラッガスの男から招集された。 「行商人さん、こんな朝っぱらからみんなを集めて、何をするつもりだい?」 「まさかこんなに大勢で、翼人どもに攻め込もうってのか?」 「……大事な話があるんだ。ついてきてくれ」 と言って男に案内された先の広場に待っていたのは……。 「あッ! 翼人どもじゃねぇか!」 何と、同じく大勢の翼人たちであった。彼らはギラッガスの女に連れられて、ここへ来たのだ。 翼人たちは、女の意図が分からずに不思議そうな顔をしている。 「この鳥ども、俺たちの村に勝手に入って何様のつもりだ……!」 喧嘩っ早いきこりが一悶着起こそうとしたのを、男がすかさず止めた。 「待ってくれ! 俺たちの話は、この土地に暮らす人間、翼人両方に聞いてもらいたいんだ!」 「落ち着いて、私たちの話を聞いて!」 「どういうことだ……?」 「どうして彼女が、人間などとあんなに親しそうに……」 声をそろえるギラッガスに、事情を知らない人間、翼人双方が疑問を持つ。 この様子を、ミラー、タバサ、シルフィード、それからヨシア、アイーシャは人の輪から 外れたところから見守っていた。ヨシアとアイーシャは固唾を呑んで手を握り合っている。 「率直に言おう。もう争いはやめてくれ! ここにいるみんなは、俺たちに踊らされてたんだ!」 「本当はあなたたちは、争う必要なんてないのよ!」 突然そんなことを言われても、人々は戸惑うばかり。それまで声高々に侵攻、抗戦を唱えていた者が 急に停戦を訴えたら、そうなるだろう。 「踊らされてたって……あんたたちは何者なんだ!?」 サムが問いかけると、ギラッガスの男は重々しくうなずいた。 「俺たちの、真の姿を見てもらえれば、すぐに分かるだろう」 そう言って、男と女は一瞬の内に本当の姿、怪人と羽型生物の正体を晒した! 「きゃあああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」 「うわあああああああああああッ!!」 当然沸き上がる悲鳴。人間の何人かは腰を抜かし、翼人たちは開いた口が塞がらない。 「あ、あんた、人間じゃなかったのか!」 「我々の仲間を騙っていたのか! 何ということだ!」 誰かが叫んだ言葉に、怪人と羽、ギラッガスMとFは肯定した。 『そうだ。俺たちは外の世界からやってきた侵略者だ。この村には、争いを扇動し共倒れをさせる 実験のために来たのだ。それぞれが使っていた武器は、外観を変えただけの同じもの。村の繁栄も巣の防衛も、 初めから何もかも嘘だったんだ』 『騙していてごめんなさい。あなたたちをたくさん傷つけてしまったわね。処罰なら、いくらでも受けるわ』 人間も翼人も、明かされた真実に恐慌していた。しかし村人側をなだめたサムが、ギラッガスにこう問い返す。 「あんたたち、何で今更それを俺たちにバラしたんだ?」 ギラッガスは、熱を込めて人間、翼人両方に呼びかけた。 『俺たちはみんなと触れ合う内に、村も森も滅ぼす気がなくなった。そして思った。人間も翼人も、 どちらも素晴らしい種族だ! 争う必要なんて、全くない!』 『むしろ、手と手を取り合って生きていけば、私たちの嘘であった繁栄が、両方にとって真実になる! 私たちはそう確信してるの!』 と訴えられて、人間と翼人は唖然として互いの顔を見合わせた。そんな考え、持ったことなど なかったというように。 『人間は作物などを育てる能力に優れる。翼人は空を飛べ、空の上からいい木を探せる。 お互いにお互いのないものを持っている。それを合わせれば、村も森も、今以上に栄える! 俺たちは見ての通り姿が全く違う生き物だが、力を合わせて二人以上の能力を発揮する 共生を行っている。みんなにも共生は出来るんだ!』 『初めは上手く行かないことも多いでしょう。けれど、必ず分かり合えるわ。この土地には、 もう互いに手を取り合う素敵な二人がいるんだもの』 既にミラーによって、ヨシアとアイーシャが送り出されていた。二人はやや照れながら、 人々の視線を一身に浴びている。 人間も翼人も、ギラッガスの訴えで大きくざわついていた。 「翼人と共生を……そんなこと、考えたこともなかったぞ……」 「人間とともに生きてより繁栄するなど、本当だろうか?」 「でもあいつらが言ったことは、よく考えたらもっともなことだよ」 「言うことに間違いはない。不毛に争うより、ずっといいことではないか」 突然のことに迷いは拭い切れていなかったが、少しずつギラッガスの言葉を認めてくれていた。 ギラッガスはもちろん、ヨシアもアイーシャもそれに表情を輝かせた。 「丸く収まりそう」 「ええ……」 様子を窺っているタバサたちも、心を改めたギラッガスの行いが村を良い方向に進めていきそうに なっているので安心していたが、ミラーは同時に顔を険しくする。 「しかし、問題はここからです。この事態に、黙っていない者がいますよ……!」 それはもちろん、昨晩の発光体だ! 果たして発光体の正体、巨大な皿型の円盤が村の上空に突如として現れ、人々の頭上に影を差した。 「うわぁぁぁぁッ! ありゃあ侵略者のフネだぁ!」 『裏切り者めぇッ! 蛆虫と羽虫どもに寝返るというのなら、この下らん集落と森ごと灰になるがいいわぁーッ!!』 星人の怒声が鳴り響き、円盤の側面の四方に備えられた砲口が火を噴いた! ロケット弾が 村に、家に、森に降りかかり、瞬く間に火災が巻き起こる。人々は当然大絶叫を上げた。 「わぁぁぁぁぁぁぁぁ! た、大変だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!」 「いけない! ――むッ!」 ミラーが前に出るが、その瞬間に彼らの元にもロケット弾が発射される。 「危ないッ!」 「うッ!」 「きゅいきゅいー!」 ミラーが咄嗟にタバサを押し倒す形でかばった。近くに着弾したロケット弾の爆風に、 二人とシルフィードは身体を大きく煽られる。 円盤の発射口は、広場に集まっている人たちにも向けられる。 「うわあああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」 『みんな、逃げてくれ!』 悲鳴の合唱を起こす人々に、ギラッガスMが叫んだ。 『この事態は俺たちが招いたものだ。俺たちが始末をつける! 行くぞッ!』 『ええ!』 MとFが光に包まれたかと思うと、一瞬の内に巨大化。そしてMがその身を使って円盤の砲撃からの盾となる。 「ウオォッ!」 「あいつ……俺たちのために、あそこまで……!」 Mが身を盾にしたことで、人々は皆砲撃から守られた。そしてFがその間に飛翔し、円盤に向かって光線を放った。 だが円盤は砲撃を中止して回避行動を取ると、Fの方へ集中砲火を繰り出した。旋回して逃げるFだが、 濃い弾幕の前に瞬く間に追い詰められる。 「ウオォォンッ!」 Fの窮地に、Mが地を蹴って跳び上がる。そしてFはMの背中に張りつき、両者は合体を果たした。 「おぉッ!? 何だあれ、すげぇ!」 合体したギラッガスはロケット弾の雨を突っ切り、両腕と翼からの四条の光線で反撃。 円盤は内一本がかすめ、フラフラと高度を落としていく。 「やったッ!」 悲鳴が歓声に変わるが、それはまだ早かった。円盤は上下、小と大の二機に分離して、 無傷の小円盤がレーザーでギラッガスと撃ち合う隙に、大円盤は野原に不時着して自動修理機能を働かせる。 その間に大円盤からロボットアームが伸び、野原の上にカプセルを設置した。 「ウオォォンッ!?」 速やかに修理を済ますと、小円盤が大円盤とドッキング。飛び上がった円盤は、レーザーを カプセルへと発射した! カプセルは爆破し、中から鳥のようで鳥に似つかない、フクロウの 異形のような大怪物が出現する。 「ギャアアァァァ――――!」 卑劣なるアイロス星人! アイロス星人は離陸すると、円盤とドッグファイトしている ギラッガスに背後から襲い掛かって噛みついた! 「ウオォォォォォッ!」 「あぁッ! 汚ねぇぞ!」 そしてアイロス星人は口から高熱を発し、ギラッガスの翼を焼く。ギラッガスは耐えられず、 野原の上に腹ばいに墜落した。 「ギャアアァァァ――――!」 アイロス星人は口から光弾を連射し、ギラッガスを容赦なく追撃する。更にその上にのしかかり、 彼らを執拗に蹂躙する。 「ウオォォォォ――――――――!」 もがき苦しむギラッガス。彼らは元々ハルケギニアの環境では巨体を長く維持できないことに加え、 アイロス星人の猛攻を前にして息も絶え絶えな状態となっていた。 「や、やめろぉー!」 あまりにむごいアイロス星人の攻撃に、ヨシアが叫んだ。だが当然アイロス星人は止まらず、 それどころか分離した円盤が彼を狙っていた! 「危ない! とぁッ!」 タバサに手を貸しながら起き上がったミラーは、近くに飛び散ったガラスの破片に映った己を見た。 その瞬間に彼はミラーナイトに変身し、飛び出しながら巨大化する! 『はぁッ!』 腕を伸ばし、脚を折りたたんだ姿勢で飛び込んだミラーナイトは着地と同時にディフェンスミラーを展開。 ロケット弾からヨシアや人々を守る。 「あッ! 巨人だ!」 「ミラーナイトだ!」 ミラーナイトはディフェンスミラーで人々の盾となるが、二機の円盤が交互に巧みに砲撃を 仕掛けてくるので、反撃の糸口を掴むことが出来ない。その間にも、ギラッガスは打ちのめされる。 「お姉さま、向こうの二人がピンチなのね!」 タバサを乗せて飛翔したシルフィードが叫ぶが、彼女たちの体躯では巨人同士の戦いに 割って入ることはとても出来ない。ギラッガスはこのままやられてしまうのか!? 『ジャンファイト!』 いや、ヒーローはこの場の者たちだけではない。空を見れば、彼方から紅白の鋼鉄の戦士が こちらへ向かって急行していた! 『ジャンナックル!』 「ギャアアァァァ――――!」 発射された鉄拳が、アイロス星人を殴り飛ばした。ジャンボットだ! ジャンボットがギラッガスの 側に着地し、彼らを助け起こす。 『大丈夫か!』 間一髪間に合ったようで、ギラッガスはふらふらになりながらもうなずいた。しかし、 アイロス星人もまた宙を浮遊しながら舞い戻ってくる。 「ギャアアァァァ――――!」 『ジャンボット!』 『ミラーナイト、村は任せたぞ! 私はこの不埒者を討つ!』 『はい!』 円盤の相手は引き続きミラーナイトに託すと、ジャンボットは空を飛びながら逃げるアイロス星人を追いかけていく。 一方、村の人々にも大きな動きがあった。彼らは村や森を呑み込もうとしている火災に立ち向かおうとしている。 「俺たちもボサッとしてられねぇぞ! みんな、火を消し止めるんだ!」 「しかし、どうやって……。人工の火では、我々は操ることは出来ない」 先住魔法は事前に自然の中の精霊と契約を交わさないと使用できない。また、翼人のそれは エルフなどと比べると幾段か劣る。人為的に起こされた火を操作して鎮火することは出来ないのだった。 しかし村のきこりは、ニヤッと笑った。 「人間の知恵を甘く見るなよ。ついてこい!」 果たして村人たちが翼人を案内した先は、村の共用井戸であった。 「火を消すには水って、相場が決まってらぁ! 総出で掛かれば、こんな火事がなんぼのもんだ!」 「なるほど! すぐに取り掛かろう!」 すべきことが分かると、翼人の行動は早かった。井戸の中の水の精霊と素早く契約し、 地下水を井戸から引っ張り上げて火災を起こしている家屋に浴びせかける。 「はぁ~、やっぱり魔法ってのはすげぇもんだ」 「おーい、この桶にも水を入れてくれ!」 村人たちは役に立たない光線銃を捨てて桶に持ち替え、水を満たしてもらうとバケツリレーで 火を消し止めていく。手が余っている翼人も桶を貸してもらい、空から水を火へ被せる。 「えっほ! えっほ! えっほ!」 「ヨシア!」 「うん! アイーシャ!」 全ての村人、翼人、ヨシアにアイーシャも、協力し合って火災に対応する。タバサも水と氷の魔法で 片っ端から火の手を弱めた。 「騎士さまも手を貸してくださってるぞ!」 「この調子だ! 鎮火はもうすぐだぞー!」 人間、翼人、両方の共同作業により、村と森を焼き尽くそうとしていた火災は完全に消し止められた。 種族に関係なく、人々の間から歓声が沸き上がった。 「やったぁー!!」 一方、全ての元凶であるアイロス星人はジャンボットと、森の中で激しい戦いを演じていた。 アイロス星人が吐き出す光弾の連射を、ジャンボットは肩の盾で防ぐ。 『ビームエメラルド!』 「ギャアアァァァ――――!」 反撃のビームエメラルドを発射したが、アイロス星人は瞬時に翼を閉じて、真剣白刃取りのように光線を受け止めた。 『ジャンミサイル!』 続けてジャンボットはミサイルを乱射。しかし、アイロス星人は翼を閉じた姿勢で高速回転。 その勢いで飛んできたミサイルを全て破壊した。 「ギャアアァァァ――――!」 回転を止めて、翼を開いたアイロス星人は無傷だ。ジャンボットは下手な攻撃は効かないと見て、 腕を下ろしてじっと敵を見据える。 互いに、迂闊な行動を見せない。ジリ、ジリ、とすり足で少しずつ間合いを計りつつ、相手の出方を窺う。 「……ギャアアァァァ――――!」 痺れを切らしたのは、アイロス星人だった。再び光弾の連射を仕掛けたが、ジャンボットは 片膝を突いてしゃがむことで、すれすれで光弾をかわす。 そして相手が防御態勢を取れないところに、ビームエメラルド! 「ギャアアァァァ――――!!」 顔面に必殺技の直撃を食らったアイロス星人は炎上。爆散した。 アイロス星人が倒れても、村を狙う円盤は飛び続けていた。しかしそちらにも、終わりの時は近づいていた。 ミラーナイトはナイフを投げつけながら、密かに鏡を張り巡らせていたのだ。 『そこだッ!』 タイミングを見計らったミラーナイトが何度目かのミラーナイフを放った。円盤二機はさっとかわすが、 空に固定されていた鏡でナイフが反射。 その結果、はね返ってきた光刃は回避できずに円盤は両方とも真っ二つ。粉々に爆発して消滅した。 人間、翼人、そして巨躯の戦士たちが持てる力を合わせたことにより、エギンハイム村も翼人の巣も 破滅を免れることが出来たのであった。 人間と翼人を皆殺しにしようと目論んでいた悪しき侵略者は倒れ、ジャンボットは宇宙へと帰還していった。 ミラーナイトはこっそりとミラーの姿に戻り、タバサの隣に並んだ。 「それじゃあ、人間も翼人も、これからは手に手を取って生きていくんだな」 「みんな無事で……共生することが出来るようになって、本当に良かったわ」 人間と翼人の姿に再変身したギラッガスM、Fは、森の人々の宣言を受けて満足そうにうなずいた。 これまで長い間、同じ土地に暮らしながら互いに理解を示さなかった人間と翼人の両種族。 しかしこれからは、異種族の男女の魂の説得と、一大危機をともに乗り越えたこと、そして両種族の 若いカップルが架け橋となり、共生して繁栄していくことだろう。 「ところで、ギラッガス……さん、でしたっけ。お二人はこれからどうするんですか?」 ヨシアがギラッガスに尋ねかけ、アイーシャがこう申し出る。 「帰る場所がないと言ってましたが、それが本当なら、私たちの本当の仲間になるのはどうでしょうか?」 「え? いいのですか?」 Fが驚いて聞き返す。 「ええ。初めは私たちの敵だったかもしれませんが、今のあなたたちは身を張って私たちを 救ってくれたじゃないですか。それを迎えるのに、問題があるでしょうか。みんなも、そう思うでしょう?」 アイーシャの問いかけに、翼人たちが次々うなずく。 「アイーシャさまのおっしゃる通り。それに、ある意味ではあなたたちが我々と人間の和解の立役者だ。その礼もある」 「これから翼人と一緒に生きてくんだ。もう一人、別の亜人が増えたって同じことだ!」 サムたち村人も歓迎する。それにギラッガスの二人は嬉しそうに微笑んだが、顔を見合わせると、彼らに返答した。 「ありがとう。しかし……俺たちは、元の群れに帰ることにするよ」 「あなたたちを見ていて、考え直したの。私たちもやり直そうって。まだ他人の土地を奪おうと さすらっている群れも正しい方向へ導きたいの。だから、名残惜しいけど、さよならを言わせてもらうわ」 と言うが早いや、ギラッガスは元の姿に変身し、すぐに村から飛び立って大空の彼方を目指す。 「あっ……!」 『皆さん、さようなら! いつまでも助け合って、より良い村を作ってね!』 『俺たちは、この大空の果てから見守っているぞ!』 ギラッガスが大きく手を振りながら、ガリアの大地から遠ざかっていく。 「さよーならー!!」 森の住人たちは、手を振り返してそれを見送った。 「……一件落着ですね」 この明るい未来を示唆する光景を、ミラーたちが温かく見守っていた。 エギンハイム村の事件は綺麗に片づいた。タバサも人々のお礼の言葉を受けながら村を発って、 報告のために王都リュティスを目指す。 「お姉さま、今回はとっても素敵な結末でしたわね! 違う種族で理解し合うなんて、わたしと お姉さまみたい! きゅいきゅい!」 自分の背の上に跨るタバサに上機嫌で話し掛けるシルフィードだが、タバサはもう本に 没頭していて返答しない。それでも構わずシルフィードは話し続ける。 「特にあの人間の男の子と翼人の女の子は、すぐに結婚式を挙げそうなくらい熱々だったのね! お姉さまも誰かと結婚なさればいいのに! ああ、まずは恋人ね! 恋人ってすてき! お姉さまも 早くおつくりになって! 誰がいいかな? でも、トリステイン魔法学院にいる魔法使いたちは みんな気取ってるからシルフィ好きじゃないの。となると誰がいいかなー、うーん……」 一人で盛り上がるシルフィードは頭をひねった末に、何かを思いついた。 「ああ! あの桃色の髪の子が呼び出した、不思議な感じのする平民の男の子! なんか気さくで、 陽気で、シルフィあの人好きよ。お姉さまがはじめてお付き合いをするにはぴったりじゃない? きゅいきゅい! そうと決まったら早速、今度デートに誘いなさい!」 「ばか」 とうとうタバサに頭を小突かれた。 しかし、魔法学院に戻ればシルフィードは楽しくおしゃべりできない。だから文句を言われながらも、 いつまでもいつまでもしゃべり続けていた。 前ページ次ページウルトラマンゼロの使い魔
https://w.atwiki.jp/retrogamewiki/pages/1644.html
今日 - 合計 - ドラゴンボール アドバンスアドベンチャーの攻略ページ 目次 基本情報 [部分編集] ストーリー [部分編集] 攻略情報 [部分編集] Tips [部分編集] プチ情報 [部分編集] 関連動画 [部分編集] 参考文献、参考サイト [部分編集] 感想・レビュー 基本情報 [部分編集] ストーリー [部分編集] 攻略情報 [部分編集] Tips [部分編集] プチ情報 [部分編集] 関連動画 [部分編集] 参考文献、参考サイト [部分編集] 感想・レビュー 名前 コメント 選択肢 投票 役に立った (0) 2012年10月09日 (火) 14時21分04秒 [部分編集] ページごとのメニューの編集はこちらの部分編集から行ってください [部分編集] 編集に関して
https://w.atwiki.jp/retrogamewiki/pages/12808.html
今日 - 合計 - ドラゴンボールZ Sparking!の攻略ページ 目次 基本情報 [部分編集] ストーリー [部分編集] 攻略情報 [部分編集] Tips [部分編集] プチ情報 [部分編集] 関連動画 [部分編集] 参考文献、参考サイト [部分編集] 感想・レビュー 基本情報 [部分編集] ストーリー [部分編集] 攻略情報 [部分編集] Tips [部分編集] プチ情報 [部分編集] 関連動画 [部分編集] 参考文献、参考サイト [部分編集] 感想・レビュー 名前 コメント 選択肢 投票 役に立った (0) 2012年10月12日 (金) 13時13分56秒 [部分編集] ページごとのメニューの編集はこちらの部分編集から行ってください [部分編集] 編集に関して
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/9345.html
前ページ次ページウルトラマンゼロの使い魔 ウルトラマンゼロの使い魔 第百八話「MONEY DREAM」 宇宙商人マーキンド星人 登場 才人たちがタバサを救出するためにガリアへ侵入する手筈を整えていた頃、当のタバサは ガリア王国のアーハンブラ城に身柄を移されていた。エルフの土地である“サハラ”との 国境近くにある、ガリアの古城だ。タバサの母も同じ場所に連れられてきていて、眠らされていた。 現在のタバサは、杖は取り上げられているものの、虜囚の身になったとは思えないほど 自由にされていた。だが、城より外へ逃げ出すことは出来ない。城に在中するガリアの兵士たちに、 そして何より、タバサを下したエルフ――ビダーシャルに監視されているからだ。 ビダーシャルは何らかの目的があり、ガリア王ジョゼフに協力しているという。そしてビダーシャルは、 ジョゼフの要望により、母の心を狂わせた薬を作成中であった。――もちろん、タバサに飲ませるものだ。 このままだとタバサは、後十日ばかりで、死んでいるのと変わりないような状態にされてしまうのだ。 そうと分かっていながらタバサは、既にあきらめの境地にあった。万全の状態でもまるで 歯が立たなかったエルフ相手に、母を連れての脱走が出来るはずがない。逃げたシルフィードが 才人たちに助けを求めに行って、彼らが自分を助けようとガリアという大国を敵に回してしまう のではないかということだけが唯一の心配事であった。 タバサは自分に残されたわずかな時間を、眠ったままの母と一緒にいることに費やすことに決めた。 母のベッドに腰掛け、ビダーシャルの持ってきた本の一冊のページをゆっくりとめくっていく。 『イーヴァルディの勇者』。ハルケギニアの平民の間で広く読まれている冒険活劇だ。 自分も、イーヴァルディのようにいくつもの冒険をしてきたものだ。だがその幕切れは こんな形であった。ファルマガンとジルとの約束を果たせなかったことは残念であるが、 最早どうしようもなかった。 タバサは己の経験した冒険を回想した――。 今度のタバサの任務は、いつものような荒事ではなかった。ガリアのベルクート街に新しく 出来た賭博場に、貴族平民問わず多くの人間が入れ込んでいるのだという。その中には王宮で 働く者も少なくなく、賭け事に熱中してろくに働かなくなる者が日に日に増加していき、 しわ寄せを食らっている王宮が悲鳴を上げているとのこと。その問題の賭博場の人を惹きつける カラクリを暴き出し、潰してくるのがタバサに与えられた使命であった。 そしてタバサは、ド・サリヴァン伯爵家の次女、マルグリットと名を偽って、問題の賭博場に 臨もうとしていた。 「おねえさま、今度の任務は荒っぽいのじゃなくてよかったってシルフィ思うの。おねえさまが 怪我しないのは、シルフィにも嬉しいことなのね!」 最近のガリア貴婦人の間で流行している男装姿のタバサにつき従う、次女の格好のシルフィードが ウキウキしながらそう言った。 「怪しい賭博場の秘密を暴け、ってことだけど、どうせそんな場所に大した秘密なんてないのね。 人間なんて欲望にコロッと流されちゃうものだし、みんながみんな遊び好きのろくでなしってだけ なのね。あッ、もちろんおねえさまは別よ? で、そんなお馬鹿さんを引っかけるつまんない カラクリを暴き出すことくらい楽勝なのね~、きゅいきゅい」 上機嫌にまくし立てるシルフィードだが、極秘の任務の内容を口に出すわ、人間として不自然な ことを並べるわ、とひどいありさまなので、タバサに杖でポカポカ叩かれた。 「いたい、いたいよう」 「静かに」 「ごめんなさい。ごめんなさい。もうしゃべらないのね。きゅい!」 そんなこんなでやってきた場所は、一軒の宝石店。しかしそこが件の、地下賭博場の入場口なのであった。 タバサは事前情報にあった合図を示すことで、宝石店から地下へ続く秘密階段を下り、 賭博場の扉の前まで来た。 横の小さなカウンターの前に立つ黒服の執事が、タバサに恭しい態度で告げた。 「貴族のお客さまでいらっしゃいますか。では、こちらで杖をお預かりします」 隣に立った、シルフィードが、心配そうにタバサの顔を覗き込む。杖を預けることは、 雪風のタバサがただの女の子になってしまうことを意味しているのだ。 タバサは、動じた風もなく、杖を執事に渡した。 ドアマンが扉を開くと、中からどっと、眩い光と人々の喧騒、酒とタバコの匂いが溢れてきた。 「地下の社交場、“天国”へようこそ!」 入り口をくぐったタバサに、きわどい衣装に身を包んだ女性がしなだれかかった。接客係のようだ。 「まあ! こんなお小さいのに! 坊ちゃん、誰かの付き添いで来たの?」 タバサは首を振った。 「あら、よく見たら、女の子じゃないの! どこの商家のお嬢ちゃんだい? どっちにしろ、 ここは子供の来るところじゃないよ!」 女がそう叫んだら、奥からでっぷりと太った中年男性が現れた。人当たりのよさそうな 商人風だが、目が笑っていない。 「ばかもの。貴族のお嬢様と、商人の娘を間違えるな」 男は女を叱りつけると、奥へと下がらせた。 「接客係の失礼をお詫び申し上げます。当カジノの支配人である、ギルモアです」 タバサは男に関心を払わずに、辺りを見回した。サイコロ、カード、ルーレット等、様々な賭け事が 絶えず行われ、大勢の人間が群がっている。情報の通りの賑わい具合であった。 「どうしてこんな地下にカジノを造ったのだ? といった顔をされてますな? いやなに、 こんな商売をしている内に、顔色で思っていることが分かるようになりましてな」 ギルモアという男が言葉を続けた。 「知っての通り、カジノは合法ですが、賭け金に上限が定められています。しかし当カジノは、 裕福な商家の旦那様や、名のある貴族の方々にも満足いくような賭け金を設定させていただいて おるのです。従ってこんな細々と営業させていただいている次第。そして当カジノは、他の賭場には ない特色がもう一つあります。――お客さまにいつまでもお遊びいただけるシステムをご用意しております」 初めて、タバサがギルモアに顔を向けた。 「ご興味を持たれましたな。そのシステムというのは、賭博とは別に、少々の労働と引き換えに 資金を稼げるというもので、これ故に当カジノに来られるお客さまは、たとえ賭けに失敗されても、 いつまでもお財布の底が尽きないのでございます。まさにこの世の“天国”! 夢のような場所と 自負しております」 そうやっていつまでも客を離さないのが、このカジノの秘密の一つか。だが、その「少々の労働」とは どういうものなのか? 「まぁ詳しいことは、後でのお楽しみということで……」 まずは賭け事を始めろ、とギルモアは暗に言っていた。だがその前に、タバサに一つ尋ねた。 「安心が第一の当カジノ故、慎重を期すために、お名前を伺っております」 「ド・サリヴァン家の次女、マルグリット」 「ありがとうございます。マルグリットお嬢さま、今日はどのようなゲームでお遊びですかな?」 タバサが選んだのは、サイコロを使った賭博だった。それが、タバサの魔法も暴力も使わない 冒険の始まりだった。 タバサは始めの内は、レートの下限ギリギリを黙々と張っていた。しかし十五回目の勝負で、 ディーラーの手つきを微妙な動きを見切ったことで大金を張り、見事に勝利した。そんなことを 繰り返して、タバサは数時間後にはチップの山を積んでいた。周りの人々が自分の賭け事を忘れ、 ギャラリーを作ったほどだ。 夜も更け、最初百エキューだったのがおよそ一万数千エキューのチップになった頃に、 ギルモアが揉み手をしながらやってきた。 「お嬢さま……これはこれは大変な大勝でございますな。さて、そろそろ夜も更けてまいりましたが……」 どうやらタバサは店の予想以上の大勝をしたようだ。このまま勝ち逃げされては困る、 との響きが混じっている。ここからが本当の勝負ということであった。 「続ける」 と返すと、ギルモアの目がわずかに細くなった。指をぱちん、と弾くと、サイコロのシューターが ほっとしたような顔で奥へ消えていった。 「申し訳ありませんが、このテーブルは、シューターが体調を崩してしまったので、お開きと させていただきます。さて、そろそろ小さな賭け額にも飽きた頃ではございませんか?」 ギルモアの持ちかけてきた勝負をもちろん受けるタバサだが、その前に集中力を回復するための 休憩を申し出た。 豪奢な別室に通されたタバサに、ついてきたシルフィードがヒソヒソ声で尋ねかけた。 「それでおねえさま、肝心のここを潰す方法って思いついたの?」 コクリ、とうなずくタバサ。 「この賭博場は、間違いなく、何らかのイカサマをしてるはず。それを見つけて、客たちに教える。 それで終わり」 タバサは賭けをしながら、カジノの様子を観察していた。その結果分かったのは、今のタバサのように、 大勝をした客はギルモアたちに目をつけられ、個室での賭けに誘い込まれた。そして誰も戻ってこなかった。 何故戻ってこないのかまでは分からないが……勝ち負けが決まっているギャンブルなどありはしない。 それはつまり、ギルモアは確実にイカサマをしているということだ。 「なるほど。で、おねえさまは、早速そのきっかけを見つけたって訳ね?」 タバサが今度は首を横に振ると、シルフィードはため息を吐いてタバサの頭をぐりぐりとかいぐり回した。 「お前はほんとに使えない小娘ね。ちゃっちゃと任務を終わらせて、買ったお金でシルフィに お肉を買うのが裏の任務なのね。では、シルフィが何とかしてあげるのね! イカサマとやらを 見つけてあげるのね! きゅい!」 タバサはシルフィードをじっと見つめると、言い放った。 「あなたには無理。今回は頭脳戦」 「それはつまり、シルフィの脳が足りてない、と言いたい訳なのね?」 「そうは言ってないけど、近い」 きゅいきゅいきゅい! と抗議の声を上げるシルフィード。 「こ、この、古代種のシルフィを捕まえて、足りてないとは上等なのね!」 「……ゲームでイカサマを見つけることは、いつもの戦いとは全く違う」 「シルフィだって、お役に立ちたいのね」 「気持ちだけもらう。大人しくしてて」 「なによなによ。バカにして。つまんない! つまんない! ちょっと散歩でもしてくるのね!」 気分を害したシルフィードが廊下に出ていった後で、外から扉がノックされた。 「誰?」 「給仕のトマです。お嬢さま、飲み物を持って参りました」 「入って」 ドアが開き、スマートな青年が入ってきた。しかし彼は、ワインの壜とグラスをテーブルに置いても、 部屋を出ていかなかった。 「失礼とは存じますが……お嬢さまは、名家のお生まれではないですか?」 と問うたトマの切れ長の目には、タバサは覚えがあった。わずかなタバサの変化を、 トマは見逃さなかった。 「お久しぶりでございます。シャルロットお嬢さま」 「トーマス」 「そうでございます。オルレアンのお屋敷で、コック長を務めさせていただいていたドナルドの息子、 トーマスでございます。シャルロットお嬢さまが、あの扉から現れた時には、跳び上がるほどびっくり致しました」 タバサの頭に、懐かしい記憶が蘇った。トーマスは手品が得意で、シャルロットはそれを見て いつも朗らかに笑っていた……。 昔懐かしいトーマスは己の来歴を語った。オルレアンの家が取り潰しになった後は、使用人も 散り散りとなり、トーマスも父を亡くしてからごろつきのような暮らしを送っていたが、ギルモアに 拾われてここで働くようになったのだという。 「さて、そんなお懐かしいお嬢さまに、ご忠告です」 「忠告?」 「はい。ここに先ほどのチップの九割を手形に変えたものを持って参りました。これをお持ちになって、 裏口より逃げて下さいませ」 「どうして?」 「さる事情があって、それは言えませぬ。ただ、この後のゲーム、お嬢さまは決して勝てない 仕組みになっております」 「理由を教えて」 トーマスの目の色に嘘はなかったが、それでもタバサは理由を求めた。トーマスは困ったように 首を振ったが、タバサが納得しないと思ったのか、話し始めた。 「この賭博場は……店名にあるような“天国”とは言えませぬ。むしろ……」 「むしろ?」 「……いえ、言葉が過ぎました。たとえるならば、喜捨院なのです。富んでいる者から金を巻き上げ、 貧しい人々に配る目的で作られた賭博場なのです。従って、お金をお持ちの方は必ず負ける、そういう 構造になっております」」 「誰が作ったの?」 「ギルモアさまでございます」 あの欲深そうな支配人が、トーマスの言ったような喜捨院を作るとは思えないが……タバサは 口には出さなかった。 「そのような訳で、勝った一割は、貧しい者への施しとお諦め下さいませ。残りは私の裁量にて お返し致します。それでご勘弁下さいませ」 トーマスは心からタバサを心配してそう配慮してくれたのだが、儲けて帰るのがタバサの 目的ではない。彼には悪いが、タバサはその後のギルモアとの賭け勝負に挑んだのであった。 だが、万全の心構えで挑んだにも関わらず、タバサはギルモアの仕掛けたイカサマのタネの、 糸口も見つけることが出来なかった。単純なカードのゲームで、カードに仕掛けは見当たらず、 カードを切る役もゲームの場所選びもタバサがやったにも関わらず、タバサは負け続けた。 一時間も経たずに、タバサは先ほどの勝ち分を全て溶かしてしまった。 タバサのチップを全て奪ったギルモアは、至極満足げに告げた。 「さて、お嬢さま。どうやらチップがなくなってしまったようですが……これ以上お続けに なるのなら、新たにチップを買っていただかなくては」 タバサは首を振った。 「おやおや、それではゲームは続けられませんな。しかしご安心を! このような場合に、 私めが先ほど申し上げた『システム』がご有用となるのです」 とギルモアが言った途端、トーマスの表情が一気に青ざめた。 「ぎ、ギルモアさま。マルグリットさまはまだ幼くいらっしゃいます。あの『仕事』をお勧めするのは……」 「控えろ、トマ。それをお決めになるのはお前ではない、お客さまだ。さてお嬢さま、新しくチップを お買い求めなさるためのお仕事を受けられますかな?」 ギルモアの申し出に、タバサは迷うことなくうなずいた。 イカサマのタネを暴けないのは非常に悔しいが、その『仕事』なるものの正体も確かめなければ なるまい。……トーマスがあんな反応をしたのだ、真っ当なものではない。 「結構でございます。ではお嬢さま、ご案内しましょう」 ほくそ笑むギルモアと、力なく肩を落とすトーマスにタバサがついていこうとした時、 それまでどこに行っていたのか、シルフィードがようやく駆け戻ってきた。 「おねえさま、待って!」 「おやおや、お連れさまではございませんか。彼女もご一緒されますか?」 タバサはシルフィードとギルモアを見比べ、シルフィードに向かって言いつけた。 「黙ってついてきて」 シルフィードは何かを伝えようとしていたが、タイミングが悪い。今はカジノの秘密を 確かめるのを優先した。 「でも、おねえさま! シルフィはさっき……」 「今は大事な局面。後で聞くから」 タバサがじっと目を見据えると、シルフィードはしぶしぶ押し黙った。 「お話しは済みましたでしょうか? それではこちらです」 ギルモアが先導していった先は、地下カジノの更に地下に続く階段。それを下りた先の、 絢爛としたカジノとは打って変わって寂しい光景の地下室に待っていたのは、四角いレンズの 眼鏡を掛けた一人の男だった。 「おっと、ギルモアさん。また新しいお客さまですか? おやまぁ今度は随分と小さいお嬢さんで」 「うむ、ド・サリヴァン家のマルグリットお嬢さまだ。例によって、ここから先の案内を頼むぞ、タマル」 タマルと呼ばれた男は、ギルモアと対等の立場のように会話をしていた。カジノの先にある 地下室を担当しているようだが、カジノの業務員ではなく外部の人間らしい。 「はいはいかしこまりました。それではお嬢さま方、ここから先の作業場に関してはこの不肖 タマルがご案内致します」 ギルモアから任されたタマルが、どこかおどけたような態度でタバサたちにお辞儀した。 「それでは早速、ご説明をば。上でおおまかな説明をお聞きになったとは思いますが、ここより先で していただくのは賭けではありません。対価を得るための労働でございます。なぁーにそんな難しいことを させたりはしませんとも。ここで稼いだ賃金は、そのまま自分のものにするのも良し、上のカジノで またお遊びなさる資金にされるのも良しでございます。まぁ、ほとんどの方はカジノに舞い戻られますがね」 弁舌を振るいながらタマルは、タバサとシルフィードを一つの扉の前まで連れてきた。 「作業の内容は二種類ありまして、どちらを選ぶかはお客さま次第でございます。賃金は安いけれど 『リスク』のないお仕事と、高いけれど『リスク』のあるお仕事」 「危険(リスク)……?」 タバサとシルフィードは怪訝な顔となった。 「まぁまぁ大したものではありませんけどね。ご覧になってからお決めになって下さいな。 それではこの扉の先で行われているのが前者の、安いけれどリスクのない仕事でございまぁす」 タマルが扉を開けた先に広がっていた光景は……タバサたちに目を疑わせるようなものだった。 広い部屋の奥に巨大な鋼鉄の装置が鎮座していて、それからは太いコードが何本も伸びている。 備えられた三つのガラス窓から見える輝きは……火だろうか? 博識のタバサでも、その装置が 何なのかは皆目見当がつかなかった。 そして装置の周りに、全身を覆うハルケギニアには見られないような材質の服で身を包んだ人たちが、 何らかの作業を行っている。どうやら、装置を組み立て拡張する作業のようだ。 「基本的には、あれを作る仕事でございます。この仕事は主に平民がやってますね。カジノとは 関係ない、地上で職にあぶれた方々も招いて働いてもらってるんですよ。やっぱり人間、働いてないと いけませんからねぇ」 「えッ、ちょっと……『あれ』は何なの?」 唖然としているシルフィードが尋ねたが、タマルは意外そうに聞き返した。 「おや、知ってどうなさいます?」 「い、いや、何なのかも分からないで作るなんておかしいのね」 「左様ですか? そのようなことを言われたのは初めてですがねぇ」 タバサとシルフィードは思わず目を合わせた。 「まぁこの仕事は肉体労働なので、元より貴族の方には人気がないですし、お嬢さまの体格的にも 向いてないですね。お二人には、もう一つの方をお勧めします。お若いし打ってつけですよ」 ここでの説明を適当に切り上げ、更に奥の部屋へ案内していくタマル。だがその途中で、 タバサが呼び止めた。 「待って」 「おや、まだ何か?」 「……さっきの装置は、どこの国の技術が用いられてるの?」 「ああ、それはゲルマニアの最先端の工業技術で……」 「嘘」 タマルの言葉を、きっぱりとさえぎるタバサ。 「ゲルマニアの友人がいるから分かる。ゲルマニアの工業力でも、あれほどのものを作れるとは 考えられない。……あなたは、ハルケギニアの人間じゃない」 ハッと息を呑むシルフィード。一方で、タマルは面白そうに口の端を吊り上げた。 「お嬢さまは鋭いですねぇ。私の正体に自力で気がついた人は、あなたが初めてですよ」 そう言ったタマルの半身が歪み……一瞬だけ昆虫型の怪人のものとなった! タバサの推察通り、タマルはハルケギニア人ではなかった。はるか宇宙の彼方よりやってきた、 マーキンド星人という種族である。 「おねえさまッ!」 咄嗟にタバサを背でかばうシルフィード。今の杖のないタバサでは、宇宙人には太刀打ち出来ない。 しかしタマルに攻撃の意思はなかった。 「おっと何か勘違いされてるようですが、あなた方に危害を加えるつもりなんてこれっぽっちも ありませんよ?」 「え?」 「私はその辺の粗野な侵略者とは違う、生粋の商売人でございます。正体を知られたから、 何かする気なんて毛頭ありませんよ。素性なんてものは商売に関係ありませんでしょう? 砂漠の国境付近では、エルフとも貿易が行われてるではないですか」 知った風な口を利くマーキンド星人だが、タバサたちは警戒を解かない。それで肩をすくめる マーキンド星人。 「まぁそう固くならないで、商売の話に戻りましょう。いよいよこの先が、お嬢さま方に お勧めする、賃金が高いけれどリスクのあるお仕事でございますよ」 突き当たりの、二つ目の扉を開くマーキンド星人。その先に見えたものに――タバサたちは、 今度は言葉を失った。 部屋には大きなドーナツ状の円卓があり、その周囲に大勢の人間が椅子に座ってぐったりと 力を失っている。そして円卓の中央には……黄色く輝く巨大なエネルギーが浮遊していた。 エネルギーの塊は、ここにいる人間たちから吸い出されたもののようであった。 前ページ次ページウルトラマンゼロの使い魔